元々実家が天ぷら屋をやってたので、おやつというと「さつまいもの天ぷら」を食べさせられてました。
冷えたそれは油がまわって、決しておいしいものではなかったけど、裕福じゃない我が家にとって、親が子供にできる出来る限りの事だったんだと思います。
とはいえ、親の心子知らずとはよく言ったもので、自分はこの天ぷらという食べ物が大嫌いでした。
とにかく油の匂いが鼻につくんです。
今はサラリーマン世帯が多いから、そんなに感じなくなっていると思いますが、昔は体にその匂いが染み付いていて、そいつがいるだけで親が何の商売かわかったものでした。
やはり身近な食べ物というのは食べたくないんでしょうね。
自分が天ぷらを食べだしたのは、親が天ぷら屋を辞めて、勤め人になってからの事です。
親父に連れられて、お店で天ぷらそばを食べたとき「なんてうまいんだろう」と感激したものでした。
あれだけ嫌いだった天ぷらがとてもおいしく感じられました。
それからは天丼のうまさに感動し、天ぷらを塩で食べて軽い衝撃をくらい、食わず嫌いはやっぱよくないよなぁと、痛感したものでした。
さて、大人になって天ぷらを外で食べようとすると・・・・
高いんです。非常に。
安い天ぷらを売っているところもあるんだけど、そういう天ぷらはもう衣ばかりのしょーもない天ぷらで、「バカにしてるでしょ?」というような代物。
確か「天丼は衣とタレで食べさせる」といってもモノには限度がある訳で。
かといって、天丼なんてものは高級なものじゃなくて、どっちかというと大衆食な訳だから、かしこまって食べたくないんですよ。
そりゃあ高くても納得できる店は沢山あります。
浅草の「まさる」のあなご天丼はすばらしいものがあるし、千束の裏手にある「土手の伊勢屋」で出されるものに至ってはごま油の芳醇な香りでもうノックアウトしてしまいます。
味も「これならこの値段を出しても納得できるわな」というものです。
ただ、毎回毎回そんなところで食べられる訳がないんですよ。
そこで、今回紹介するのがここ「いもや」
ここはねぇ、サラダ油とごま油のミックスで揚げてくれるんですよ。
だから、ごま油の香りがありつつも軽い仕上がり。
店内も白木のカウンターが気持ちよく、丁寧な仕事振りが店内を見渡すだけですぐにわかります。
天丼の専門店、天ぷら定食の専門店、とんかつの専門店の3パターンがあり、どれも1000円あれば死ぬほど食べられます。
したがっていつもこの店は並んでます。
天丼にはしじみ汁がついてくるのもうれしいですね。
口の中の油をしじみの汁が洗い流してくれて、もう最高です。
神保町で本を買って、そのおつりでおいしい天丼を食べる。
ちょっとした知的な週末を過ごしてみてはどうでしょうか??
http://gourmet.yahoo.co.jp/0006710887/M0013002004/
冷えたそれは油がまわって、決しておいしいものではなかったけど、裕福じゃない我が家にとって、親が子供にできる出来る限りの事だったんだと思います。
とはいえ、親の心子知らずとはよく言ったもので、自分はこの天ぷらという食べ物が大嫌いでした。
とにかく油の匂いが鼻につくんです。
今はサラリーマン世帯が多いから、そんなに感じなくなっていると思いますが、昔は体にその匂いが染み付いていて、そいつがいるだけで親が何の商売かわかったものでした。
やはり身近な食べ物というのは食べたくないんでしょうね。
自分が天ぷらを食べだしたのは、親が天ぷら屋を辞めて、勤め人になってからの事です。
親父に連れられて、お店で天ぷらそばを食べたとき「なんてうまいんだろう」と感激したものでした。
あれだけ嫌いだった天ぷらがとてもおいしく感じられました。
それからは天丼のうまさに感動し、天ぷらを塩で食べて軽い衝撃をくらい、食わず嫌いはやっぱよくないよなぁと、痛感したものでした。
さて、大人になって天ぷらを外で食べようとすると・・・・
高いんです。非常に。
安い天ぷらを売っているところもあるんだけど、そういう天ぷらはもう衣ばかりのしょーもない天ぷらで、「バカにしてるでしょ?」というような代物。
確か「天丼は衣とタレで食べさせる」といってもモノには限度がある訳で。
かといって、天丼なんてものは高級なものじゃなくて、どっちかというと大衆食な訳だから、かしこまって食べたくないんですよ。
そりゃあ高くても納得できる店は沢山あります。
浅草の「まさる」のあなご天丼はすばらしいものがあるし、千束の裏手にある「土手の伊勢屋」で出されるものに至ってはごま油の芳醇な香りでもうノックアウトしてしまいます。
味も「これならこの値段を出しても納得できるわな」というものです。
ただ、毎回毎回そんなところで食べられる訳がないんですよ。
そこで、今回紹介するのがここ「いもや」
ここはねぇ、サラダ油とごま油のミックスで揚げてくれるんですよ。
だから、ごま油の香りがありつつも軽い仕上がり。
店内も白木のカウンターが気持ちよく、丁寧な仕事振りが店内を見渡すだけですぐにわかります。
天丼の専門店、天ぷら定食の専門店、とんかつの専門店の3パターンがあり、どれも1000円あれば死ぬほど食べられます。
したがっていつもこの店は並んでます。
天丼にはしじみ汁がついてくるのもうれしいですね。
口の中の油をしじみの汁が洗い流してくれて、もう最高です。
神保町で本を買って、そのおつりでおいしい天丼を食べる。
ちょっとした知的な週末を過ごしてみてはどうでしょうか??
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