5日目も1回戦3試合が行われました。
![](https://ivory.ap.teacup.com/issan/timg/middle_1646380909.jpg)
【5日目の試合予定】
▽1回戦
花巻東-市和歌山
大島-明秀日立
丹生-広島商
すっきり晴れとはいきませんでしたが、第3試合の終盤に雨がぱらついたものの、大きく試合進行に影響するものではなく、それは良かったかなと思います。
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では、5日目の1回戦3試合の結果です。
▽1回戦
花 巻 東
100 000 003│4
013 001 00X│5
市和歌山
(花)万谷・工藤-田代
(和)米田-松村
大 島
000 000 000│0
031 400 00X│8
明秀日立
(大)大野-西田
(明)猪俣・石川-伊藤
丹 生
040 000 003│7
350 411 26X│22
広島商
(丹)井上・小松龍・梅田・小松海・井上・来田-木津
(広)保川・伊藤祐・浴口・佐藤-松浦
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第1試合は、花巻東が9回に1点差まで追い上げて接戦になりましたが、それ以前は市和歌山の一方的な展開でした。市和歌山の米田も絶好調というピッチングではなかったのでしょうが、9回を除けば無難に抑えました。
第2試合は、大島の外野守備にミスが出たことが失点につながって、明秀日立の大勝に終わりました。攻守に精彩を欠いた大島は力を出せないままに敗退しました。
第3試合は、丹生が守りのミスと四死球で自滅したことで大量得点をあげた広島商が圧勝しました。以前に高校生同士の試合では、ミスや四死球が絡まないとそれほど大差の試合にはならないと述べたことがありますが、この試合はまさしくそれを裏付けるような丹生の自滅劇でした。勝ったとはいえ広島商の投手陣は大きな不安材料で継投が上手く行ったとはとても言えない内容でした。2回戦で修正できなければ、逆に大敗する恐れがあります。
![](https://ivory.ap.teacup.com/issan/timg/middle_1648053533.jpg)
6日目の第1試合で参加32校が出揃い、第2試合から2回戦に突入します。
【6日目の試合予定】
▽1回戦
鳴門-大阪桐蔭
▽2回戦
浦和学院-和歌山東
九州国際大附-広陵
2回戦以降は一気に日程を消化していきますね。
頑張れ!!
上記はともかく、「愚行枠」は二年連続対一般枠全敗で、直近十年でも2勝26敗となりました(『神宮枠』は3勝6敗)。戦績を無視して話題性偏重で選出されているのですから当然過ぎる結果と言えますが、松浦清峰・清水部長の「『21世紀枠』が公立校を堕落させた」は改めて正論だと思います。
前述の第三試合ですが、広商の甲子園勝利は迫田守昭監督初采配の2002年春以来ですね。秋のエース(格)がベンチ外なので二回戦は不安一杯ですが………。
第一試合は花巻東の投手陣のひ弱さと、昨年春に小園(ベイスターズ入団)の控えで経験がある市和歌山商・米田の実力を考えて予想したので、「番狂わせ」とは私は思えませんでした。2010年代以降の岩手は、花巻東と盛岡大付が隔年で甲子園出場する傾向があるので、今年夏に期待します。
第二試合は明秀日立が大勝しましたが、もし勝敗が逆ならば「『21世紀枠』は素晴らしい制度だ!」と大本営発表のバーゲンセールだったのでしょうね………(苦笑)。もちろん、(奄美)大島が今夏甲子園に戻ってくれば、私は文句なしに拍手喝采しますが。
(訂正前)2勝26敗➡(訂正後)2勝24敗
色々あって、お返事が遅くなりまして申し訳ございません。
結局、21世紀枠は今回も存在感なしでしたが、せめて甲子園に出る以上は「出るのが目標」で終わっては欲しくないというのは、常に持ち続けてきた感情です。あっ!と言わせる活躍ができないならば、枠の存在を考え直すべき時期だと思います。勝利至上主義がとやかく言われたとしても、選手たちは負けて満足することはない筈ですし、負けて満足する選手なら出場すべきではないと思います。
結果は既に分かっていることとはいえ、大会後に近江とひこにゃんの高野連的騒動を見るにつけ、高野連と高校野球は別物なのだと感じざるを得ません。
一昨日付の『朝日新聞』の「月刊高校野球」でデータ野球が特集されていたのですが、2018年春の「極悪ヒール」が持ち上げられていました(苦笑)。
記事によると、
>データを駆使した野球………(中略)評価されて
とありましたが、仮にそれが事実であろうとも五十校程度(失礼)の滋賀ベスト8では説得力がありません。正岡茂明監督時代に二回(1989年春・95年夏)甲子園出場した尼崎北とは行かなくとも、せめて秋の近畿地区大会に出場してから「データ野球」を標榜して欲しかったです。「日本高野連本部副会長への忖度」が真の選出理由とは書けないだからでしょうが………。
どんな理由を付けようともあの時の滋賀県3校選出は、他の一般枠選抜の2校にも迷惑をかけた一面がありますので、選ぶべきではなかったと言えます。
21世紀枠にどれだけ美辞麗句を加えたとしても、一般枠での選出を逃したチームにとっては納得できないものですし、やはり考え直さないといけない時期なのは間違いありませんね。