いしころにっき

石原石子の日記です

帰国しました

2011-06-07 10:56:34 | 山の手事情社のなか
帰国しました。
シビウは危険なので一人で行動しないようにと
言われておりましたが
行きのバスのなかで通訳の志賀さん曰く

危ない人たちはもっと稼ぎのよいところにながれていった

とのことらしく
10人に1人いた危なげな人々は
100人に1人くらいになったそうです。
実際に行ってみると
表面上はだいぶ安全でした。

よい稼ぎ口をみつけてもらってよかったです。

それでも異国は異国。
日本のように勝手がわからないので
危ないことは慎みます。
制作の福冨さんやシビウに何度か来ている劇団員も
なんだかだと言われます。
集団で
しかも仕事できているのだから
いたしかたないところです。


さてホテルでは二人一組で宿泊です。
私の相方は谷さんです。
朝食はいつもいっしょにいきます。
ホテルにもどる時間はそれぞれで
私もフェスティバルの主催である
ラドゥスタンカの
劇団員、古木と
飲んだりすることもあり
帰りが遅くなったりします。
古木は以前いっしょに芝居をした人で
ルーマニアに演劇を勉強しにいくと言って
いつのまにか劇団員になっていたヤツです。

そんなこんなで
いろんな人と飲むこともあり
谷さんより帰りが遅くなってしまう日には
申し訳ないな
とおもいながらそっと部屋にもどります。
ただ部屋のカードキーはひとつしかなく
帰ってきたら起こすしかありません。
はじめは


すみません。
遅くなります。
寝ててください。
でも起します。


といった言伝をしました。
以来谷さんは
起こされるのが嫌なのか
部屋の明かりをすべて点け
ドアを開けっ放しにして
寝てまっています。
帰ってくると私はソッと部屋にはいり
ドアを閉め
明かりを消して
しずかに床につきます。

びびり症な私にはできない待ち方です。

それを制作の福冨さんにいったら


浦さんや川村さんもそうだけど


それがどうしたといった調子でかえされました。


私は


いづれ一人や二人、消えるな


とおもいました。


コメントを投稿