はずかしながら

裸になりました。
一度会った男性のまえで
10分間裸体のまま
身動きもとれませんでした。


葬儀の派遣のお仕事では
いろんな人に出会います。
同じ派遣会社に所属していても
ほとんどの人と会うことはあまりありません。

そのなかで
写真家を目指して
活動している方に会いました。


そこで


私は裸になりました。



女性二名
男性二名
合わせて四体の裸体を撮るつもりで
さがしていたらしいのですが
女性は存外にみつかったものの
男性がなかなかつかまらなかったそうです。

意外と男性のほうが
みつけるのが難しいようです。


そこで


私が裸になりました。


ぼやけた裸体を撮るのだそうで
一枚を撮るのに

10分間

しかも

被写体

つまり

私はその10分間を
身動きしてはいけない
とのことでした。

もちろん身悶えもしてはいけません。

で

三枚撮りました。


10分間ただ立っているのもなんですから
しゃべりましょうかとなったのですが
私としてはしゃべれば
お腹なり胸なりが多少はうごくので
果たしてどこまでうごかないでいればよいのかわからず
あまりしゃべりませんでした。


10分間うごかず
じっと
ただじっと
している
それだけが
どれだけつらいか
とおもっていました。

ところが
じっさいにやってみると
おもったほど苦ではなく
アッというまに時間は過ぎました。


そうして
私の裸にされて
放置プレイはおわりました。


写真を撮った方の
名前や私の裸を展示した展覧会など
この日記に書いてよいものかどうか
聞くのを忘れてしまいました。

うっかりです。

ただ

来週6月15日火曜日から二週間ほど
ギャラリー　ルーニィ
という四谷あたりにある展示場でやるようです。

ブログには片仮名で
マスナリジュンと書いてありました。

おそらく詳細はそちらに載っているとおもわれます。

時間があったら私の裸の写真を
見にいこうかとおもいました。