一日一幸

2011年6月乳がんステーⅣ判明。現在ホルモン療法とゾメタ投入中。2014年2月小脳の手術をしました。

同病の元同僚と会う

2013-04-13 | がん治療に関わる日常生活
 先日、研修会で久しぶりに会った元同僚が、昨年乳がんで手術したことを教えてくれた。
「病気で休んでいると聞いたんですけど・・・」と言われたので
「乳がんで1年9か月休んだ。」と打ち明けたら、実は自分も乳がんだったのよという答えが返ってきた。
しかも去年の秋に手術したらしい。 3か月の休職で復帰したとのこと。
「良かったじゃない。早く復帰できて。」と言ったら、また今年の秋に再手術をするのだそうだ。
 最初に手術をした結果、断面にボツボツと散らばって残っていたとのこと。
部分摘出だったのが、今度は全摘出になるのだ。私は、若いからまた胸が再建できるよ、と言ったが彼女はしないかも知れない。
 それより、残っている部分が取りきれるか、転移していないかなどのほうが心配なのに違いない。お子さんもまだ小学生か、せいぜい中学生のはずだ。
 「ハーセプチンをしたほうがいいですか?」と尋ねられたので、あ、ハーツープラスかと気づいて、
「効くらしいから、絶対したほうがいいよ。」とこれはちょっと力強く言っておいた。この返事は、すこしは役に立ったかな?
 以前抗がん剤をしていたのか、今継続しているのかわからないが、ウィッグを装着しているとも言っていた。
 ちらっと見たが、以前の彼女の髪型とあまり変わりなかった。結構なじんでいる。ウィッグをつけて仕事にも復帰して、頑張っている人が、ここにもいた。自分はヘタレだったので、ある程度伸びるまではダメだと判断した。彼女は強い。
 そしてまた手術する。
 不安はあるだろうが、自分のように2年近くなっても復帰できるという例があるのだから大丈夫。
また、来年、あるいは再来年、「お互い良かったね。」と言って会えるようにしようね。と心の中でつぶやいた。

 1年以上休むほどの乳がんになっても、また立ち上がれる、という希望を持った人が一人でもいれば、自分の復職も意義があったのかな、と思ったのだが、どうだろう?