一日一幸

2011年6月乳がんステーⅣ判明。現在ホルモン療法とゾメタ投入中。2014年2月小脳の手術をしました。

世界遺産の旅~石見銀山~

2012-09-23 | 旅行
  ちょっと前に旅行したのは、山陰地方。
新幹線で山口に行って、秋吉台から萩へ。その後津和野から石見銀山という旅だった。
 秋吉台は写真では見ていたが、実際行ってみるとすごく広くて気持ちが晴れ晴れする。全く障害物がない景色は、実にすがすがしい。ちなみに洞穴のほうは秋芳洞という。









 萩や津和野は明治維新前は重要な、というかあの歴史的人物達が右や左に駆け回っていたのだろうが、明治になって山口に拠点を移してからは、元気のない土地柄になったようだ。
まだ、古い屋敷などが残っている場所は風情がある。
 そして、松陰神社の境内に松下村塾が移されていて、実は小屋同然の小さな場所で歴史が動かされていたのを知った。







 津和野で昼食を取った場所は、旅館も兼ねていて全館畳の静謐な場所だった。お茶漬けが名物らしい。上品な味わいだった。





 ただ、昔ながらの旅館(ホテル)は苦戦しているようだ。今回の萩市内の旅館は旅行者の提携旅館だが、工夫をしないとさらに寂れるような感じがした。朝食を和風だけにしてしまうと、準備はしやすいが食べるものがない状態だし、部屋も使い勝手がイマイチだった。仲居さんもかなりのお年と見受けられた。・・・なんて偉そうに言ってしまった。危機感を感じちゃうんですよ。

 あとは金子みすず記念館にも行けて、周囲の商店の店先や役場の壁までみすずの詩で埋め尽くされていて独特の雰囲気だった。





 メインの石見銀山は3日目。何せ鉱山跡なので、地味かな~と思っていたら、やっぱり地味だった。
 新しく世界遺産センターができていて、そこからはバスでないと行けない・・・とガイドブックには出ていたが、・・・実はけっこう上の方には何台か駐車できる場所がある。早い者勝ちらしい。なんだか、後味が悪い気分。これから多くの人が行くためにはルールはきちんとしておいた方が良いと思った。
 自分たちは、バスで途中まで行ってそこからハイキング。貸し自転車があるが、行きは登りが多いので、電動がお勧めだ。散々迷ったあげくゆっくり歩いていこうと決めた。横を自転車の人が追い抜いていく。それぞれの好みで行くのもいい。





 本命の銀山跡は「穴掘り」のイメージそのままで、中心の道を歩いていくと、両脇に掘った跡がある。岩盤が固そうで、苦労が想像できる。作業した人たちはかなりの早死にだったらしい。合掌。

 家並みも歩いてきたが、ごく普通の家が並んでいる感じ。普通の生活を優先して、あまり観光化しようという気がないのかも知れないと思った。

 日本にある世界遺産も随分尋ねた。
 あとは・・・屋久島、熊野古道、白川郷かな。屋久島は大変そうだから・・・熊野古道か白川郷に行きたいな。