一日一幸

2011年6月乳がんステーⅣ判明。現在ホルモン療法とゾメタ投入中。2014年2月小脳の手術をしました。

9月は「がん撲滅月間」~なぜ体験談を読むか?~

2012-09-05 | 乳がん治療の知識的なこと
 9月はがん撲滅月間なんだそうだ。
 週刊誌を見て初めて知った。週刊誌で特集を組んでいる。今週号は「告知を受けたとき」

 何人かの体験記が掲載されている。乳がん、肺がん、胃がん・・・

 さまざまな体験者の言葉から得るものは、たくさんある。治療法、医者との対応方法、薬のこと、日常生活の注意点、食事内容etc.
抽象的な論文より、当事者の体験談の方が共感を呼ぶし、参考にもなる。

 今回の特集で冒頭に登場した54歳主婦の場合。彼女は4年前に乳ガンの告知を受け、手術後転移が判明。2ヶ月後には、スキルス胃ガンも判明し、重複がん患者となった。胃ガンはすでに腹膜にもがんが転移して、手術もできなかった。
 最初は「死が向こうからやってくるという気がして心が壊れていく感じがした」が「現実を知ることは辛くもなったが、受け入れることで前を向くことになった」と変化していた。
 今は「せっかくがんになったのだから、がんにならないとわからないことを伝えていきたい」と決意し、国立がん研究センター関連で、情報発信や意見を出している。
 ブログは今も書き続けている。かなりの人が彼女のブログにコメントを寄せている。

 最新の記事には「『生ききる』事を目標に、時間を積み重ねていこうと決めたことがブレることのないように、今一度自分を見直したいと思います。」とつづられていた。なんと力強い言葉だろう。

 こういう人々の前向きさを知ることができるのは励みになる。

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