一日一幸

2011年6月乳がんステーⅣ判明。現在ホルモン療法とゾメタ投入中。2014年2月小脳の手術をしました。

川越の本当の魅力

2012-09-09 | 旅行
 旅行というほどの旅じゃない。ただ同じ関東にいて、あの有名な川越に行ったことがないのが残念で、いつか行きたいと思っていた。
家族の時間が空いたので、急遽「行こうぜ」と出発。高速道路やら一般道をひたすら走って2時間。ようやく着いたという感じで、「埼玉は千葉の隣というイメージは見事に覆された」
 川越は良くテレビで放映される超有名な場所だが、行って見ると、自分のイメージをくつがえすことも数多くあった。



 まず、ここは街道筋なので、当たり前だが、信号もあるし、車も通行している。だから、きちんと端を歩いていないと、危ない。



 で、古い家もたくさん連なっているが、その中に新しい建物もある。新旧が混然となっているので、古い建物の群れを想像していくと、ちょっと面食らう。
 時の鐘は思ったよりも小柄かな。  



 それから、有名な場所は、結構短くて、あっというまに過ぎてしまう。お店がたくさんあるので、食べたり、小物を見たりすれば時間は過ぎると思うが、何キロメートルもあるわけではない。その辺の商店街の方が長いかも知れないという感じ。
 それぞれのお店は、色々工夫して、立ち寄ってもらおうと必死だ。大抵は女性客をターゲットにしている、キレイ、可愛いのたぐいなので、男の人は「つまらない」と感じる人もいるだろう。でも、食べ物は色々あるので、食いしん坊にはgoodだ。
 到着したときが午後1時過ぎなので、お昼を食べようと思ったときに、車を止めたパーキングの隣のレストランで食事をした。お腹が空いていたので、「ま、いいか。」という感じ。「ビストロ岡田」



 何も考えないで「おまかせランチ」1200円也。
 店内は小さい本当に個人のお店という感じで、壁には「アド街ック天国」で28位に入った、とか嵐の松本潤くんと一緒に写っている写真が飾ってあって、なんだか少し有名な店に入ったのかな・・・と驚いた。
 おまかせランチはメインがクリームコロッケとロールキャベツ。それにサラダ、ご飯、芋プリン付き。メインディッシュは、美味しくて、朴訥そうなシェフの気持ちが伝わるようだった。ここ川越はサツマイモの産地で、だから芋プリンなのだ。
 ここで、印象的な出来事。レストランに先に入っていた年配のご婦人3人組が立ち去るときに、「うるさかったでしょ。ゴメンナサイね。」と言って去っていったのだ。地元の中学校で同級生だったグループだ。(お店の奥さんが言っていた)
  川越の魅力は人々が食べ歩きをする大通りではなく、こういう地元の方の人間的魅力なのではないかなと、ふと思いつつ帰路についた。
 故郷を離れている自分にとっては「同級生」が何十年たっても食事をしながらおしゃべりができる環境は、ちょっぴりうらやましかった。

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