伊佐子のPetit Diary

何についても何の素養もない伊佐子の手前勝手な言いたい放題

オリンピックテレビ観戦

2010年02月17日 | 冬季オリンピック
オリンピックが始まって、
テレビを見るのが楽しみになっている。

若者には想像もつかないだろうが、
年を取って来るとテレビを見るしか楽しみがなくなるのだ。
老人になると足腰が弱って外へ出るのがおっくうになる。
友達はいない。
夜遅くまで遊び歩くなどとんでもない。
ケータイはあるはずがない。
インターネットなどもっての外である。
ひとり寂しくテレビを見るしか娯楽がないのだ。


しかし、昨今のテレビ番組のひどさと来たら。

相変わらずどのテレビ曲でも同じ芸人が大声で喚きちらし、
同じような番組ばかりで、
同じような企画で同じような人が出てくるばかり。

ドラマは、毎週連続で続くので、
続きを来週まで待たなくてはならない。
老人はイラチなのでそんなに待てない。
だからドラマなど見ない。
ワイドショーは各局まったく同じネタ、
コメンテーターも同じ人ばかり。
せっかくの老人の楽しみのテレビが、
ひどくつまらない番組の垂れ流しばかりで、
まったくもって電波の無駄使いである。


近々地デジになるとか、ブルーレイディスクになるとか、
薄型液晶になるとか言われているが、
そんな風にいくらハードを整えても、
送られてくる電波の結果があれ?
という疑問がふつふつと涌いて来る。

ブルーレイディスクと言うけれど、
そんな上等なハードが登場して来ても一体何を録画するのだ。
まさかあの民放4局が垂れ流している下らない番組を撮れとでも?


という疑問が涌いている中、
オリンピック放送は非常に上等なソフトである。
それこそどんな上出来のドラマさえ吹き飛ばしてしまうほどの感動と、
ライブな臨場感、どきどき感に溢れている。
興奮せずにいられない。
老人は一年中オリンピックがあれば良いのにと思う。
せめて四年に一度でなく一年に一度あってほしい。
そうすればあの下らない番組がなくなり、
下らない番組を見なくて済むから。


私は一生懸命ハードディスクを整理し、
録画に備えたのだ。
それでも民放のオリンピック番組はひどい。
笑えるほどひどい。
しかも今年はNHKでさえ劣化している気がする。
案内役に出て来るアナウンサーのかみ具合はどうだ。
NHKアナはあんなにひどかったか?


衛星放送はどうだろう。
スケジュール表を見て、
民放生放送になっている番組も、
衛星放送があると思って安心していた。
ところが衛星放送は突然映らなくなることがあるのだ!
雪や雨、などで画面がざらざらになる。
でも、雪も雨もなく、
風もそんなに吹いてないのにちゃんと映らないことがあるのだ。
アンテナの具合のせいなのか?
衛星放送頼みなのになんてことだ。
不安をかかえたまま、
固唾を飲んで状況を見守っている現状である。


オリンピック放送での不満はもうひとつある。
私は冬のであれ夏のであれスポーツは好きではない。
自分ではやらないし、
スキーだって好きだとはとても言えない。
しかし、
スペシャリストがダイナミックに滑降するのを見るさまは
とても爽快感がある。

だが、冬季オリンピックで滑降競技をテレビで見ることは少なくなってしまった。
冬のオリンピックでも競技の数が増えすぎたため、
日本人が活躍しない競技は朝の早い時間とか、
夜の遅い時間などに追いやられてちゃんとした時間に見られないためだ。

前回、
いくつかの種目を競技から外せという無茶なことを言ったが、
私は競技数が増え過ぎたため、
冬のスポーツの醍醐味である滑降(アルペン)や
バイアスロンや、ノルディックなどのちゃんとした競技が、
テレビであまり脚光を浴びなくなったことが
やるせなくて仕方がないのだ。

特にアルペンにはもっと時間を割くべきである。
見逃した人のためにも、
日本人のメダル獲得のように何度もリピート放送すべきである。
冬季オリンピックではアルペンこそが主役であるべきなのだ。
こういうメリハリがオリンピックのテレビ放送では欲しい。
スキーの嫌いなはずの私がなぜかこのような提案をしている。


そして、バイアスロンなどはだらだらとしていて、
すごく時間がかかる。
そのようなだらだらとした時間というか、
放送もそのままして欲しい。
ライブ放送の醍醐味は、だらだら感だと思う。
アクシデントがあって時間が伸びた、
というのもそのままだらだらと放送すべきだ。


フィギュアスケートの製氷の時間にはニュースをやったりしているが、
昔はそのまま製氷機が映ったりしていた。
あれこそが、私の望むものである。
最近のテレビは
ちょっとでも時間の無駄を省きたいという方向性があるみたいだ。
しかし、
何もしない無駄な時間がゆっくり流れるテレビ番組こそは貴重であると思う。


昔、リレハンメルオリンピックで、
フィギュアスケートの男子フリーで、第一グループから放送したのだが、
第一グループだからみな下手くそな人ばかりで、
転んでばかりいてまともな演技の出来ない人ばかりが続いて放送されていた。

私はこのまったり感こそがオリンピックだ、
このえんえんと続く退屈な演技
(下手くそな人の演技はたいてい退屈だ)のループこそが臨場感だと開眼したのだ。
あのまったり感をもう一度。

老人は、早いテンポにはついてゆけんのじゃ。
何事もまったりが良いのじゃ。
いかんいかん、くもじいが取りついたようじゃ。
そろそろ空から京都を見てみるかのう。




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