色とカタチについてちょっと考察。
フィアットバルケッタは赤や青よりシルバーがよく似合うし
初代ロードスターはシルバーや白より紺が良く似合うと思う。
二代目ロードスターは特にコレだと感じる色が無い。
自分が好きな色をした車が必ずしも好印象とは限らないのは
造形という3次元で見るための明暗のつき方が原因なんじゃないだろうか?
人間の眼は750万色を見分けられると言われているから
塗装の質も含めたトーンの違いも大いに関係があるのだろう。
とは言え、初代ロードスターに3種類あった紺はどれも似合っていた。
よく観察してみると初代ロードスターは可愛らしいカタチをしていると思う。
ボディサイドの装飾ラインとサイドシル下端はタダの直線だし
フェンダーの膨らみも低めで全体のイメージでは抑揚を弱めにして
取っ付きやすくしている。
二代目ロードスターは抑揚は増えていて成熟した感じを受けるものの
全体の中でアクセントになるラインなど入れていないので滑らか過ぎる印象。
バルケッタはハッキリ強調したフロントバンパー下ラインの勢いを
フロントフェンダー後部につなげたことと、波状の装飾ラインを
突出処理させることで光によってイメージが変化するようにさせて
いるので、やや凝った造形で抑揚もある印象。
影が塗装面に明度差を与えて誘目性を強める事でアクセントにして
個性的な外観を狙っているのだろう。
アルファ147とかベンツBクラスも同じような効果を狙った
ラインがサイドに入っている。
ここまで書いてなぜバルケにシルバーが似合うか解ってきた。
影を利用した明度差がより生じやすいのがシルバーなのではないだろうか。
並べてないから何とも言えないがロードスターよりもバルケの
シルバーのほうが明度が強いのかもしれない。
クリアコートをギラギラさせた光沢とは違う金属的質感。
造形的にもバルケの方が光の反射と影をうまく利用すべく
変化があるので効果的に光が作用していると想像できる。
じゃAW11はどうだろう?
たまに目にするガンメタっぽいシルバーが意外とハマっている。
AWにはフェンダー上部から折れ線状のラインが後方に向かって
突き抜けていて、光の反射を利用して強調させているので
メタリック塗装が似合うのではないだろうか。
色彩の専門書では、網膜の形状のせいでカタチよりも
色のほうが正確に知覚されるそうだ。
そこまで計算してスタイリングを決めているとしたら凄いが
ある程度時間を掛けて一つのデザインに接しないとそれは無理
なのではないかと思う。
プロがデザインしているはずなのに1~2年でフロントマスクを
修正してくる国産車の例がその根拠なのだけど。
AW11が大きな修正をせずに経過したのは当時のこの手の車の
表現方法として王道を行っていたからだろうか?
スポーツカー(っぽいのも含めて)はそういうものなのかも知れない。
ロータスエスプリ、フェラーリの古いやつ、フィアットX1-9
などを叩き台にして冒険を避ければ必然的にカタチが決まって来て
その後の修正の必要が少なかったのかも知れない。
で、色と形状の関係なのだけど、結局明度差による細部の効果と
面積効果、膨張と収縮、軽と重、硬と軟などが影響しあって
決まっているという基本的な解釈に落ち着いてしまった。
丸いとか四角いとか、派手だとか地味だとか言うのは
ほんの一要素に過ぎないと言うことだ。
フィアットバルケッタは赤や青よりシルバーがよく似合うし
初代ロードスターはシルバーや白より紺が良く似合うと思う。
二代目ロードスターは特にコレだと感じる色が無い。
自分が好きな色をした車が必ずしも好印象とは限らないのは
造形という3次元で見るための明暗のつき方が原因なんじゃないだろうか?
人間の眼は750万色を見分けられると言われているから
塗装の質も含めたトーンの違いも大いに関係があるのだろう。
とは言え、初代ロードスターに3種類あった紺はどれも似合っていた。
よく観察してみると初代ロードスターは可愛らしいカタチをしていると思う。
ボディサイドの装飾ラインとサイドシル下端はタダの直線だし
フェンダーの膨らみも低めで全体のイメージでは抑揚を弱めにして
取っ付きやすくしている。
二代目ロードスターは抑揚は増えていて成熟した感じを受けるものの
全体の中でアクセントになるラインなど入れていないので滑らか過ぎる印象。
バルケッタはハッキリ強調したフロントバンパー下ラインの勢いを
フロントフェンダー後部につなげたことと、波状の装飾ラインを
突出処理させることで光によってイメージが変化するようにさせて
いるので、やや凝った造形で抑揚もある印象。
影が塗装面に明度差を与えて誘目性を強める事でアクセントにして
個性的な外観を狙っているのだろう。
アルファ147とかベンツBクラスも同じような効果を狙った
ラインがサイドに入っている。
ここまで書いてなぜバルケにシルバーが似合うか解ってきた。
影を利用した明度差がより生じやすいのがシルバーなのではないだろうか。
並べてないから何とも言えないがロードスターよりもバルケの
シルバーのほうが明度が強いのかもしれない。
クリアコートをギラギラさせた光沢とは違う金属的質感。
造形的にもバルケの方が光の反射と影をうまく利用すべく
変化があるので効果的に光が作用していると想像できる。
じゃAW11はどうだろう?
たまに目にするガンメタっぽいシルバーが意外とハマっている。
AWにはフェンダー上部から折れ線状のラインが後方に向かって
突き抜けていて、光の反射を利用して強調させているので
メタリック塗装が似合うのではないだろうか。
色彩の専門書では、網膜の形状のせいでカタチよりも
色のほうが正確に知覚されるそうだ。
そこまで計算してスタイリングを決めているとしたら凄いが
ある程度時間を掛けて一つのデザインに接しないとそれは無理
なのではないかと思う。
プロがデザインしているはずなのに1~2年でフロントマスクを
修正してくる国産車の例がその根拠なのだけど。
AW11が大きな修正をせずに経過したのは当時のこの手の車の
表現方法として王道を行っていたからだろうか?
スポーツカー(っぽいのも含めて)はそういうものなのかも知れない。
ロータスエスプリ、フェラーリの古いやつ、フィアットX1-9
などを叩き台にして冒険を避ければ必然的にカタチが決まって来て
その後の修正の必要が少なかったのかも知れない。
で、色と形状の関係なのだけど、結局明度差による細部の効果と
面積効果、膨張と収縮、軽と重、硬と軟などが影響しあって
決まっているという基本的な解釈に落ち着いてしまった。
丸いとか四角いとか、派手だとか地味だとか言うのは
ほんの一要素に過ぎないと言うことだ。