雷雨の中

もの凄い雨のせいで帰るタイミングを失い
たまっている仕事を片付けながら雷情報を見たら
ちょうど真上に来ている感じだった。
しかも動きが遅く、雨の範囲も広くて止みそうな気配が無い。
「帰るの？」
「いや、雨止まないしなぁ」
キャビネットを閉める音をさせるたびそんな会話をして
気がついたら事務所に３人しか残っていなかった。
真っ暗で物騒なので女性スタッフに合わせ切り上げ。
１人が近くに車を停めていたので、遠くの駐車場まで同乗させてもらう。
５年経過していないくらいの新しめの車だ。

ＭＲ２に乗り込むと雨の日独特の湿気の臭いが漂っていた。
いくら洗っても消えないタイプの汗のような臭い。
新しい車からすぐ乗り込むと余計に感じやすくて
この手の車って代々ムサい男が乗るから仕方ないのかね。
シート丸洗いしてるのにチョットやソットじゃ消えないのだ。
でも雨風しのげるから贅沢は言わないことにしよう。