馬券とPOGを楽しみたい、そんなブログです

競馬が好きで、友人とPOGをしながら楽しんでます。重賞と新馬戦をメインに何かしら書いて行けたら良いですね。

天皇賞(秋)の傾向

2014年11月01日 14時56分56秒 | 重賞短評、傾向
GIシリーズはそれなりの結果で、今週も。

天皇賞(秋)
東京2000m、紛れのあるコースではあるのですが、ここ最近は大荒れってほどの年は無いように思ってます。
それには一つ注釈があって、過去に東京でGI連対したことがある馬が復活することを除けばという感じで。
あと、荒れていた時期もあったのですが、2008年以降はレースのレベルが上がって、荒れることが減った、と判断してます。
それ以前は上位人気にダイワメジャー、アドマイヤムーン、スイープトウショウなど、この距離は少し長いのでは?という馬がいて、それに比べると最近はこの距離の層が厚くなっていますから。
ウオッカ、ブエナビスタと言った強力牝馬も脚をすくわれるくらいでしたから。
まあそのあたりも紛れの範疇なのかもしれませんが。
という感じで傾向、今回は傾向を作る推移も少し。
今回は過去6年のレースの3着を調べてみました。(ここにはその詳細は書きませんが)
するとよく来るタイプがちらほらで、それをまず書くと
①東京2000m以上のGIレースで過去に連対したことがある。(18頭中10頭が該当。前年3着以内した馬がまた3着以内することも結構あるので、高いレベルの東京でのレースで強い内容を示した馬は、たとえば宝塚みたいなコースが苦手でもここで復活ということも)
②今年の毎日王冠で上がり最速を見せていた。(これは過去6年でジャスタウェイ、ダークシャドウ、ペルーサ、カンパニーと4頭出ていて、特に注意すべきはGI実績に欠けた馬はこのパターンが多いということ)

①と②の重複はありませんからこれで14頭までは該当。
もちろんこれで全部埋まらないのが傾向の苦しいところ、例外的な馬がいくらもいるわけです。
それらを列挙してさらにその中から傾向を導き出す。

2012年3着ルーラーシップ@GI掲示板は幾多、春ついに海外でGI制覇で宝塚2番人気で2着。
2011年1着トーセンジョーダン@有馬記念5着あり、GI以外は最近全部勝っているものの、宝塚9着→札幌記念1着で。
2010年3着アーネストリー@最近安定して宝塚3着→札幌記念1着から、2人気で。
2008年2着ダイワスカーレット@謎の東京初出走、それまでの成績は文句なしも、春の大阪杯以来で不安もあった。

となってます。
これらの馬の共通点を探ってみるとこんな感じに
③GI5着以内orGⅡ3着以内orGⅢ2着以内or他は1着、というのを5戦以上続けている。(実はトーセンジョーダンだけは例外あり、久々の宝塚で飛んでますが、それ以外は手堅い、いずれもGI5着以内は経験していて、ダイワスカーレットに至ってはデビューしてからすべてでした)

また、少しこれだと絞り切れず、①はおのずと多くなるので、その中でもちょっと調べてみると、ここ1年でGI5着以内したことがある馬しか来てませんでした。
紛れがあるので上位の着順の入れ替わりはあるということも考えておいた方が良いでしょう。


という感じで、まずはチェック。
①ジェンティルドンナ、デニムアンドルビー、エピファネイア、ダークシャドウ、フェノーメノ、ペルーサ、イスラボニータ、トーセンジョーダン
②スピルバーグ(おまけ、つまったり不利があってそれでも上がり2番目で一番該当する馬ということで)
③5戦は結構きついかもしれないので4戦以内にすると、スピルバーグ、エピファネイア、マーティンボロ、イスラボニータ

という感じ。
このうち①で過去1年でGI5着以内がないのは、ダークシャドウ、ペルーサで苦しいかと。
これで8頭残ることに。
さすがにこの8頭の中では決まるでしょう。(というか結局人気上位を揃えただけなのですが、、、)
カレンブラックヒルが逃げるものの、マークする組にも有力馬がいて、ある程度は流れる、直線は叩き合いも地力も試されるレース、Sペースからのヨーイドン向きより厳しいレースで上がってくる馬が台頭、という感じ。
では予想。
一応来る可能性のある順で、穴は大駆けタイプという感じ。

◎軸候補
ジェンティルドンナ@先行が板についたものの、ポカも結構ある、それでも左回りなら海外でも崩れず、東京なら3歳以外のほとんどの馬に勝っている、GIは宝塚以外すべて連対でここも。
イスラボニータ@この馬は判断が難しいところ、3歳で比較が難しいが東京は向く、こちらも連を外していないが、ダービーでは叩き負け、その負けたワンアンドオンリーが菊花賞で完敗して世代のレベルが果たしてどうなのか、この走りでわかる。

△紐候補
フェノーメノ@東京実績は高く、中山阪神より京都東京向きの馬、地力は高さは天皇賞(春)で実証済み、あとは力関係だけ。
スピルバーグ@毎日王冠はレベルの高いレースでは無かったものの、不利のあったレースで最後の脚は一番、時間はかかったがGIに出走して意外性の一発があるか、傾向的にもあって不思議なし。
エピファネイア@個人的には世代のレベルに疑問もあるし、血統的に年齢を重ねて気性の悪化が心配、それでも傾向でははまっているし注意はしないといけない。

▲穴候補
デニムアンドルビー@JCで2着、意外性はあるが、ヨーイドンの決め手勝負で軽量が生きた印象、古馬になってどうかも、同じようなレース展開になれば怖さはある。
マーティンボロ@上昇著しいがいかんせん一線級との戦いがなくやや評価は下がる、前走は力の違いを見せたが相手が相手だけに信用一息、それでも意外性で上がってきた馬だけに。
トーセンジョーダン@みんな終わった馬と思っていて、昨年のJCで3着、今回は外人に乗り替わり人気がないから侮れない、ただ最近は先行しないと厳しいが外枠はかなりのネック。

という感じ、イスラボニータの評価が勝負を分けそう、春に争っていたトゥザワールド、ワンアンドオンリーの菊花賞の凡走でさらに難しい感じに。
休み明けのGI馬たちもこける可能性はあるだろうし、意外と混戦になるやも。
馬場も明日は晴れるらしくどれくらい回復してくるか、良まで戻ると想像するもののあまり考えすぎも良くないかもですね。
ではこんな感じで。