ただの偶然なのですか

私のお気に入りと日々の感想  

映画「チェンジリング」クリント・イーストウッド監督の感想

2009年02月25日 | 映画
ああ、救われない、救われない、救われない…。
汚い奴はどこまでも汚くて、腐りきっていて吐き気がする。
でも、これは実話ですから、私の気分が悪いのは監督のせいではありません。
良心に基づいてとことん真実を追究するクリント・イーストウッド監督の姿勢には感服します。
ここまでやるのか、そこまでやるのか、さすが巨匠です。
『ミリオンダラー・ベイビー』や『ミスティック・リバー』と同じく、本作も名作なのは間違いないでしょう。
世の中には、いい人もいるし腐った奴もいる。
人生にはこういうことも起こり得ます。
客観的に現実を直視しないで感情に流されていては戦えません。
気分で感想を書くのも気分で生きているのも私の悪い癖です。
この気分、しばらく引きずりそうです。



ドラマ「RESCUE~特別高度救助隊」第5話の感想

2009年02月22日 | お気に入り
憧れのスーパーレンジャーになることができた大地たち。
実際の現場に出動するようになって、理想と現実のギャップに苦悩することになります。
これまでは、がむしゃらで熱い「訓練編」でしたが、今回からは「救助編」となって、より深く隊員達の内面が描かれていたと思います。
先輩隊員達が新人を育てようとする様子には、厳しさの中にも温かさが溢れていて、経験に裏打ちされた深い言葉にグッときました。

自信をなくして目的を見失いそうになる、大地の親友の豊。
熱い大地とは対照的に、落ち着いている感じの豊ですが、二人はお互いを補い合いながら共に高め合ってきました。
演技も、中丸くんは声を張って熱く力演していますが、増田くんは抑えた感じが自然でいいです。
増田くんって、ほんわかしたイメージでしたが、哀愁をおびた雰囲気も出せるなんて私には意外な発見でした。
私生活でも仲がいい二人。中丸くんは増田くんのことを親友と言っています。
ドラマ初主演の中丸くんですが、ハードな撮影でも増田くんが一緒だと思うと、私もなんとなく安心できます。

今回も災害現場のシーンはドラマの枠を超えた迫力で、たとえ数分のシーンでも撮影には何時間もかかっているのが想像できるほど本格的です。
連日、早朝から未明まで、ほとんど睡眠時間が無いハードな撮影が続いているみたいですが、中丸くんや出演者の皆さん、スタッフの皆さんに、事故や怪我の無いように私もクランクアップまで毎日お祈りしています。

ドラマ「RESCUE~特別高度救助隊」第4話の感想

2009年02月15日 | お気に入り
今回は、これまでの話の中で一番よかったです。
正直に言うと、ベタでわかりやすいドラマって、私の場合はどこかに冷めた自分がいて乗れない部分があったのですが、今回は涙があふれてしまいました。

今回も火災現場の緊迫感が実にリアルで、二酸化炭素消火装置が作動開始するまでのタイムリミットは5分間。
極限の状況の中でこそ、その人の信念が行動に表れるんですね。
最も大切なものを選択し、行動する候補生達の姿に感動しました。

そして、候補生達が訓練センターを卒業していくシーン。
山下真司さんが演じる教官の、候補生達への愛情には泣きました。
山下さんは、役者としても中丸くんを見る目に愛情が感じられて、中丸くんのことを理解して先輩として期待してくれているのがわかります。
中丸くんをはじめとする候補生達の間に育まれてきた友情も本物です。
実際に過酷な訓練を一緒にしてきたからこそ、この卒業のシーンは演技ではなくて、実話ならではの感動が伝わってきました。

このドラマは、中丸くんが出ているので見始めましたが、ほんとうに真面目で真剣で本格的なドラマだと思います。
中丸くんやイケメン達に興味のない方たちにも、見ていただきたいドラマです。





生足(なまあし)

2009年02月13日 | いろんなこと
真冬に半袖姿の人を見かけて、「寒そうだね」って話題にしていましたが、身近にもっとキテレツな人がいるのを忘れていました。

ここは北海道。
うちの娘は氷点下の気温の中、毎日、生足で高校に通学しています。
ハイソックスにムートンのブーツと、スカートの中には毛糸のパンツをはいていますが、ふとももの部分は素足なんです。
中学生の頃からずっとこのスタイルで、タイツをはくように私が説得してもききません。
ストッキングやタイツをはくのはダサいそうです。
そんなファッションがカワイイなんて、おかしいぞ~!

自分の娘にタイツをはかせることもできないなんて、親として無力感を感じます。
はぁ・・・・




ドラマ「ありふれた奇跡」第5話の感想

2009年02月10日 | ドラマ
先週からずっと考えているんですけど、父親二人が女装して歩くシーン、あれはどういう意図で描かれたんでしょうね…。
見た目にはアレですが、、かと言って笑えるようなシーンでもなくて、痛くて身につまされました。
本人達は美しいと思っているのか、それとも醜い内面をさらけ出すことで解放されたいのか…。
女装した姿を他人に見せることで快感を感じたようですが、でも家族や職場の人たちには知られたくないという心理…。
家族や友人に内緒でブログに心の内を書いている私も同類かしら?

それから、藤本が加奈に抱きつこうとするシーン。
あそこまで孤独な姿を見せられたら、私なら抱きしめてしまうかもしれませんが、加奈にはそれを許さないトラウマがあるのでしょうね。
加奈の「めずらしくない」「それでも生きていくしかない」というセリフが、人はみんな孤独で、その孤独を抱えて生きていくしかないという事実が語られていてよかったです。

そして、加奈が自殺しようとした理由って何なんでしょうね。
ここまで引っ張られると、かなり重そうで知るのが恐いです。
その重さを受けとめられない気がして、知りたくないです。




ドラマ「RESCUE~特別高度救助隊」第3話の感想

2009年02月08日 | お気に入り
スーパーレンジャーになることを目指して一緒に頑張ってきた仲間の死。
他人の命と引き換えに自分の命を犠牲にするのは無駄なことなのか。
大地の涙と苦悩の叫びが心を揺さぶります。
悩み苦しむ大地の姿がリアルに胸に迫ってくるのは、中丸くんの真摯な人柄が滲み出ているからだと思います。
命の重さ、命をかけて命を救うことの意味。
あまりにもベタな展開ですが、命と真剣に向き合うその姿は、人生には熱く生きる姿勢も大切なんじゃないかと思い出させてくれます。
自分の命も他人の命も、人生のすべてに真っ直ぐに向き合う熱い気持ち。
こんな熱いドラマを観て、自分の使命について考えたり、熱い気持ちになるのもいいですね。
大地と中丸くんが回を重ねるほどに成長しているのが感じられて、中丸くんの頑張りには感服するばかりです。



ドラマ「RESCUE~特別高度救助隊」第2話の感想

2009年02月01日 | お気に入り
救助隊員になることを目指して、毎日、過酷な訓練をしている候補生たち。
同じ班のメンバーのミスをかばった北島大地(中丸雄一)は、連帯責任として、同じ班の仲間がミスをする度にペナルティとして更にハードな訓練を課せられます。
肉体的にも精神的にも限界の中で、仲間を切り捨てるべきか悩み苦しむ大地。

「連帯責任」なんて今の時代、私の感覚では理解できない部分もある考え方ですが、そこから学ぶこともあるのでしょう。

「絶対に仲間を見捨てない」
利益を守るために仲間を切り捨てざるをえない昨今の経済状況の中では、こんな言葉は「きれいごと」かもしれません。
でもこのドラマは、そんなメッセージを熱く真っ直ぐに投げかけて、忘れかけている大切なことに正面から向き合わせてくれます。


KAT-TUNが歌う主題歌も、ハーモニーが重なり合って、みんなで力を合わせて大切なものを守ろうとする優しさと強さが感じられ、疾走感があるメロディに高揚します。中丸くんのボイスパーカッションがかっこよくてシビレます。