ただの偶然なのですか

私のお気に入りと日々の感想  

映画「悲しみが乾くまで」の感想

2008年05月29日 | 映画
愛する夫を突然亡くした妻が、夫の親友と暮らし始めるというストーリー。
一歩間違えば不謹慎でベタなメロドラマになりかねない話なのに、そうはならないところが、さすがスサンネ・ビア監督です。
静かな演出と丁寧な描写で二人の内面を描き出し、精神的緊張感とリアリティのある作品になっていました。
主演の二人が私の好みじゃなかったことも、かえってリアリティを増した気がします。
でも、夫を亡くした妻の深い悲しみに、私は共感しきれませんでした。
それは多分、私が最愛の人を失うという悲しみを経験したことがないからでしょう。
母を亡くしたときのことを思い出しましたが、それとは違うような気がしますし、失恋の経験すら無いので…。
夫にもしものことがあったらなんて、そんなこと考えただけで・・・・・・・

スサンネ・ビア監督の作品は、男女の愛や家族の愛情をテーマとしながら、その他の別のテーマが上手くストーリーに絡まっていて、作品の構成に重要な要素を与えていると思います。
『ある愛の風景』では戦時下における狂気と不条理、『アフター・ウェディング』では貧困と孤児の問題、そしてこの作品では麻薬中毒がもう一つのテーマになっていました。
麻薬への依存から抜け出せずに苦しむ親友の姿を見て、中毒になるということの深刻さを知り恐ろしくなりました。





映画「つぐない」の感想

2008年05月24日 | 映画
これは何て美しい愛の物語なのでしょう。
でも、美しすぎてメロドラマとしては物足りない。そんな私が求める「結末」と「装飾」が別の角度から提示されたのには、やられたって感じです。
そして特筆すべきは、多感な年頃の少女の痛くて切ない想いが、緊迫感をもって表現されていた点でしょう。
その、むき出しの心は、「つぐない」で「装飾」されてしまうのが惜しいと感じるほどの輝きを放っていました。

映画「最高の人生の見つけ方」の感想

2008年05月13日 | 映画
原題は「THE BUCKET LIST」。
「死ぬ前にやりたいことリスト」の、おどけた言い方ってとこかしら(?)。

病室で知り合った余命6ヶ月の二人が、自家用ジェット機で世界中を周って、残りの人生でやりたいことをやるというお話。
その豪勢な遊びっぷりとチャレンジ精神、ユーモア溢れる前向きな姿は、「死に方」のアメリカンドリームって感じです。
そして結局、人生で最も大切なものは・・・。

もし私が「死ぬ前にやりたいこと」のリストを作るとしたら、
一番最初に書くことは「恋愛をする」です。

同じような内容の映画を、たくさん見たような気がします。
それは「死」は万人に共通の課題だからでしょう。
「死」について語ることは何だか気持ちがよかったりすることもあります。
でも、映画を「観て」いられるうちは、実は自分が死ぬということがどういうことなのかわかっていないような気がします。
どんなことでも実際にその立場になってみて初めてわかるのが人生なのだと思います。


最近のCD販売戦略?

2008年05月07日 | お気に入り
ここ数年(いつから?)、CDが発売されるとき、通常盤と特典の付いた初回限定盤の二種類が出ることが多いですよね。特典が付いていても、シングルとなると、よほどファンのCDでないと私は買いませんが。

来週、KAT-TUNの新曲が発売されるのですが、それがなんと、初回限定盤が3種類あるんです。なぜ3種類かというと、表題曲の他にカップリング曲として6人のメンバーのソロ曲がそれぞれ2曲ずつ入っているんです。こういう販売戦略って以前にもあったのかしら?まあ私も前回のシングルは買わなかったし…、やるなぁジャニーさん。
もちろん私が予約したのは、中丸くんのソロ曲が入っている初回限定盤です。中丸くんの歌声がソロで聞けるなんて、それだけで幸せです~。作詞も中丸くんだし、どんな曲なのか楽しみです
でも、どのCDが一番売れたか、メンバー内の人気の度合いが数字に表れるのって、どうなんでしょうね…。曲自体の内容にもよるんでしょうけど、なんだかファン投票って感じです。惚れた弱みだなぁ…。

CDの他にも、ジャニーズのコンサートに行くと、メンバーそれぞれのグッズが色々と売っていて、その中に、ひとりひとりの顔写真が印刷された大きなウチワがあります。もちろん私は中丸くんのウチワを買って、コンサートの間それを振りながら「私は、あなたのファンよ」とアピールするのです。
7月にKAT-TUNのコンサートがあるので待ち遠しいです~

中丸くんは「普通」って言われることもあるし、私の知人の中では中丸くんのファンにお目にかかったことはないけど、私には中丸くんだけ本当に光り輝いて見えるんです
中丸くんの全てが好き、もう理屈じゃないんですよね。「この人じゃなきゃダメ」っていうこの感覚はどこから来るのかしら。遺伝子に好みが刷り込まれているの?やっぱり同じ星の出身なのかな









ホットライン

2008年05月01日 | いろんなこと
先月から我が家では、携帯電話での家族間の通話が無料になりました。
それまでは、私の携帯は通話に使用していなかったので、間違い電話が半年に一度かかってくるくらいで、もっぱらメール専用でした。
ところが、この春から娘が携帯を持つようになったこともあり、先月からは夫や娘から私の携帯に「今、ここにいる」とか「今から帰る」とか直通電話がくるようになりました。
まるで『スタートレック』の世界だ!と不思議な気分です(今さら時代遅れな感想ですが…)。
私が独身の頃は、家にコードレス電話も無くて、居間にある電話に、たま~に男性から電話がきたりしたら、母親から「さっき、ああ言っていたのはどういうこと?」と電話を切った後に根掘り葉掘り聞かれたものでした…。
あれから十数年、携帯電話という秘密兵器が登場して、うちの娘は男の子と楽しそうに電話やメールをしています。
羨ましく思うと同時に、新しい時代の中での子育ての難しさを感じています。