goo blog サービス終了のお知らせ 

ただの偶然なのですか

私のお気に入りと日々の感想  

ドラマ「冬のサクラ」第8話の感想

2011年03月07日 | ドラマ
「愛している」と言えないまま第8話まできてしまいましたが、自分の気持ちを萌奈美に伝えないことを決心する祐。
手を繋ぐだけのプラトニックな恋愛は、この上なく純粋に相手を思いやる究極の恋愛です。
そんな恋愛、今どきありえないだろ~と感じさせないのは、草くんと今井美樹さんからにじみ出ている誠実さのおかげでしょう。
いつも優しくて穏やかな祐とは対照的に、萌奈美の夫の航一の愛情表現は暴力的で激しさを増すばかりです。
「愛している」と声高に叫ぶ航一の愛が自己中心的なのに対して、「愛している」と言わない祐の愛は真に相手のことだけを想っているものです。
祐と萌奈美を見ていると、人を愛するってどういうことなんだろう・・・と思ってしまいます。
自分が生まれ育った町の思い出の場所を案内して見せたり、相手のために料理を作ってあげたりすることは、ときには言葉よりも深い愛情表現になるんですね。
そして祐も萌奈美も本当に強い人だと思います。
私だったら、もし自分の人生が残り少ないと知ったら、自分のことだけを考えて好きに生きようと思ってしまうかもしれません。
そんな自分を恥ずかしく思いながら、心の中では草くんを愛していても、このドラマを見ていると、家族のために心をこめて料理を作り、日々の生活を大切にしようと思わされます。

ドラマ「冬のサクラ」第1話の感想

2011年01月17日 | ドラマ
まるで純白の雪のような優しさ。一点の汚れも無いその優しさは、恋愛を超越した、すべてを包み込むような優しさです。
それは現実にはあり得ないほどの優しさですが、主人公を演じる草くんを見ていると、こんなに優しい人もこの世界にはいるかもしれないという気持ちになりました。
そんな主人公に惹かれていく今井美樹さんも、透明感があってよかったです。
愛していると言えなくても、手を握るだけだからこそ伝わる優しい愛。
その崇高な愛を見ていたら、私もこのまま時間が止まってほしいと思いました。
でも、純白だからこそ汚されてしまうということもあるのでしょうか。来週からの辛い展開を想像しただけで切なくなってしまいます。
草くんのことが実在の人物というよりは優しさの観念そのもののように感じられて、今朝、雪が降ってくる空を見上げたら「大丈夫ですよ」と草くんの優しさに包まれているような気持ちになりました。

ドラマ「任侠ヘルパー」(第1話、2話)の感想

2009年07月19日 | ドラマ
極道が老人介護施設でヘルパーをするという奇抜な設定に、コメディかしら?と思って見たら、意外とビターな内容でした。
まあ考えてみれば、扱っているのが老人介護という重いテーマなので、コミカルなテンションよりも、これくらいシビアなほうが、問題点を正面から提示しようという真面目さが感じられて好感がもてます。

草くんが主演なので、極道といえども多少は「いいひと」な雰囲気が垣間見えるのかなと思っていましたが、こちらも意外なほどにビターな演技で、笑顔を封印したかのような鋭い眼光の中に草くんの別の一面を見ることができてシビレました。

第1話では池内淳子さん、第2話では津川雅彦さんがゲスト出演なさっていましたが、お二人が演じる老人の姿がとても真に迫っていて、「老い」ということについてつくづく考えさせられました。
「老い」と「介護」という切実なテーマは、たとえドラマといえども問題がスッキリ解決するわけではありません。
でも、きれいごとでは済まされない介護現場の現実や親子間の問題に、草くん演じる極道が辛口の口調で本音を代弁してくれるので、いろいろ抱えている自分としてはスカッとする部分もありました。

他の出演者の方たちも魅力的で、特に子役の加藤清史郎くんがかわいいです。草くんにホッペをぐにゅってされるところとか、涙をぽろぽろ流すところとか、笑顔や話し方がかわいくてたまりません。
『ウルトラマンメビウス』のミライくんこと五十嵐隼士くんも出演していて、草くんとミライくんが共演する日が来るなんて、五十嵐くんの成長した姿が見られて私は母親気分で嬉しいです。

そして何よりも嬉しいのは、こうして頑張っている草くんの姿が見られることです。以前は、草くんの姿はいつでも見られると思って安心していたんです。でも、まさか草くんの姿を見られない日が来るなんて…。あたりまえのことですが、私と草くんの関係は一方的なものであることを思い知らされて愕然としました。草くんに会えなかったあの1ヶ月間は辛かったです。だから、これからは草くんが出ている番組は見逃したくないと思います。草くんの姿を見て声を聞いているだけで安心できるんです。

ドラマ「ありふれた奇跡」第5話の感想

2009年02月10日 | ドラマ
先週からずっと考えているんですけど、父親二人が女装して歩くシーン、あれはどういう意図で描かれたんでしょうね…。
見た目にはアレですが、、かと言って笑えるようなシーンでもなくて、痛くて身につまされました。
本人達は美しいと思っているのか、それとも醜い内面をさらけ出すことで解放されたいのか…。
女装した姿を他人に見せることで快感を感じたようですが、でも家族や職場の人たちには知られたくないという心理…。
家族や友人に内緒でブログに心の内を書いている私も同類かしら?

それから、藤本が加奈に抱きつこうとするシーン。
あそこまで孤独な姿を見せられたら、私なら抱きしめてしまうかもしれませんが、加奈にはそれを許さないトラウマがあるのでしょうね。
加奈の「めずらしくない」「それでも生きていくしかない」というセリフが、人はみんな孤独で、その孤独を抱えて生きていくしかないという事実が語られていてよかったです。

そして、加奈が自殺しようとした理由って何なんでしょうね。
ここまで引っ張られると、かなり重そうで知るのが恐いです。
その重さを受けとめられない気がして、知りたくないです。




ドラマ「ありふれた奇跡」第1話の感想

2009年01月09日 | ドラマ
タイトルから、アルバート・アインシュタインの「人生には二つの生き方しかない。奇跡はないと考える生き方。すべては奇跡だと考える生き方。」という言葉を思い出しました。

山田太一さん脚本で、とにかくセリフが素晴らしいです。
短いセリフを重ねて行間を読ませるような感じで、気持ちが伝わってきます。

どこにでもありそうな家族の会話の中にも、寂しさや緊張感が垣間見えて、家族って誰にとっても逃げられない存在だけど、だからこそ全ての根本なんだよなぁって、わかるような気がしました。

仲間由紀恵さんはちょっと影が足りないような気もしますが無理して強く生きようとしている痛さが伝わってきて、みんなそれぞれ心の中に抱えていることがありそうで、これからの展開に期待しています。



ドラマ「風のガーデン」(第1~3話)の感想

2008年10月28日 | ドラマ
倉本聰さんの作品って、「北の国から」とか「優しい時間」とか見ましたけど、なんか私の気分に合わないんですよね。
富良野の自然を聖地みたいに描いているところとか、今回のドラマでは知的障害者をピュアな存在として描いているところとか、なんかイヤなんです。
何でイヤなのか、はっきりした理由は無いんですけど、多分、私の心が汚れているからなんだとおもいます。
昔から、「アルプスの少女ハイジ」とか嫌いだったし、純粋すぎるのは嫌いです。
そんなにイヤなら見なきゃいいだろうってことなんですけど、中井喜一さんが好きなんです。

今回の中井さんは女たらしの麻酔科医の役で、スーツ姿も白衣姿も素敵で、おちゃらけた感じがいいです。
恋愛に対する気持ちという点においても、このドラマには純粋さが貫かれているような気がします。
ここまで自分の気持ちに正直に恋愛できるなんて羨ましい気もしますが、息子の障害のこともあって心労を重ねた奥さんは自殺してしまいます。
そして、中井さんは緒形拳さんが演じるお父さんから勘当されて、自分の娘と息子にも会えなくなってしまいます。
しかし、中井さん演じる麻酔科医は自分の体調に異変を感じ、末期癌を見つけます。

この麻酔科医は今のところ自分の病気のことを周りの人達に隠しています。
その姿を見ていると、先日亡くなられた緒形拳さんの姿と重なってしまいます。
緒形さんの演技はとても自然体で穏やかで、生きることも死ぬことも「自然」そのものなんだというような人生を達観なさっている感じがします。
もちろん、死に直面した人の気持ちは、その立場になった人にしかわからないことですし、軽々しく述べるのは不謹慎だと思いますが…。
麻酔科医として体の痛みは抑えることができても、ずっと引きずってきた心の痛みとこれからどう向き合っていくのか・・・本人だけでなく周りの人達を含めて、そこらへんがテーマなのでしょうか…。
生と死のテーマを扱っていながら、とても静かで穏やかで暗くなくて、すべてが「自然」なドラマだとおもいます。
こんな軽々しい感想を語るのもはばかられるほど、この作品には崇高さが感じられます。

ドラマ「Tomorrow」第7話の感想

2008年08月20日 | ドラマ
田中実さんが医師役でレギュラー出演しているドラマです。
6話目までは毎回十数秒しかお姿を拝見できませんでしたが、7話目にしてやっと実さんの演技を堪能することができました。
『警視庁捜査一課9係』にご出演のときも医師役でしたが、同じような白衣姿なのに今回はまったく別人のようです。
田中実さんのキャラクターの演じ分けの上手さには、いつも感服させられます。
表情や話し方はもちろん、体のくねらせ方とか手で演技したり、本物の役者さんだと思います。
第7話では、医師としての使命感と私情との間で葛藤する演技が素晴らしく、揺れ動く心情がとても伝わってきました。

ドラマ全体のストーリーは、潰れかけた地方の市民病院を再建しようと、竹野内豊さんが演じる医師と菅野美穂さんが演じる看護師の二人が中心になって奮闘するヒューマンドラマです。
重いテーマを扱っているのですが、医学に素人の私が見ても「そんなの、あり~?」と思えるような、偶然すぎる事故やウルトラC級の緊急オペの数々など突っ込みどころが満載で、リアリティに欠けているような気もしますが、ドラマだからいいのでしょうかね…。
医療にはお金がかかるという現実と、目の前の患者を助けるという人道的な使命。この二つのテーマのぶつかり合いが、あまりに極端すぎるような感じもします。
ヒューマニズムだけでは解決できない医療の現実問題の数々について、最終回までにどう落とし所をもっていくつもりなのでしょうか…。




ドラマ「警視庁捜査一課9係」season3(第1話)の感想

2008年04月17日 | ドラマ
田中実さんが刑事ドラマにレギュラー出演!と思ったら、刑事役じゃありませんでした
実を言うと、私は『ジャングル』も『刑事貴族』も見たことないんです
このドラマも初めて見ました。刑事ドラマなのに緊迫感がなくてコメディーっぽい演技も所々にあり、刑事達の恋人や家族など私生活の部分も出てきてホームドラマみたいな雰囲気もありました。シーズンの初回だから紹介ってことだったのかしら。
でも、それぞれの刑事のキャラが個性的で楽しそうな感じがしました。
今回、実さんは外科医の役ということで、素敵な白衣姿を見られたのは良かったです
犯人役じゃないので、自然体な感じで素敵でした
番組の公式サイトを見ると、実さんのポジションは女性刑事の恋人ってところかしら?
これからの展開が楽しみです~。実さんの出番がたくさんありますように

ドラマ「絶対彼氏」(第1話)の感想

2008年04月16日 | ドラマ
速水もこみち君って好みのタイプじゃないけど、もこみちロボットにはハマったわ
あんなにイケメンでスタイルいい人なんて出来すぎだと思うけど、ロボットだったら許せるしカッコイイです。
あんなイケメンに「愛してるよ」なんてサラッと言われたら、女たらしな奴だとか思っちゃうけど、ロボットは嘘をつかないですしね。
どんなことがあっても「絶対」に自分のことだけを愛してくれて、絶対に自分のことを守ってくれるロボット。
そんな一途すぎる様子は見ていて笑っちゃうけど、その想いには切ない気持ちになりました。
これから主人公の女の子が成長していったら、もこみちロボットにとってますます切ない展開になっていくんでしょうね…。
でもロボットには感情は無いはずなのに、何でロボットに感情移入しちゃうのかしら…。

ロボットと人間の恋といえば、清水玲子さんの漫画『ミルキーウェイ』とかジャックとエレナのシリーズを昔よく読んでいました。
あの頃から、こういう絶対の愛に憧れていたんですね…。
なんせ、妄想(疑似恋愛)だけが私のささやかな趣味なので。

恋のから騒ぎドラマスペシャル!! 『声が震える女』

2007年12月04日 | ドラマ
ああ、オーナー~~~お久しぶりです

今回は社長の役でしたが、あのお姿は、まさしく私の大好きなオーナー

やっとお会いできたのに、数十秒間しかお姿を拝見できないなんて、

よけいに切なさが募ってしまいました…

本日、年末ジャンボ宝くじを購入いたしました。

もしも2億円が当たったら、実さん主演の映画を作るのが私の夢でございます