ただの偶然なのですか

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ただの偶然なのですか

2006年12月21日 | ただの偶然なのですか
「この子、変わった顔しているよね…。
お父さんにもお母さんにも似ていないでしょ。」
医師の口から発せられたその言葉を聞いたとき、
それが何を意味しているのか、私には理解できませんでした。
そして、その医師はぶ厚い医学書を私たちに見せました。
その本に載っていた名前も知らない子ども顔写真が、
我が子の顔とあまりにも似ていることに衝撃を受けました。
そして、遺伝子の突然変異が原因だと説明されました。
それから「遺伝子って何なのだろう…」という問いが、
私の頭から離れませんでした。
「5万人に1人の病気」「遺伝子は記号の配列、生物の設計図」
ということは、答えになりませんでした。
考えてみると、生物は何億年もの時を経て、
突然変異を繰り返して進化してきたのです。
今、私たちが、ここに存在するのは、突然変異のおかげなのでしょうか。
だとしたら、突然変異が起きるのは必然的なことなのでしょう…。
では、生物は何に向かって進化しているのでしょう…。
神に向かって進化しているのでしょうか…。
神は、私たちが、肉体的のみならず、精神的、社会的にも進化して、
神に近づくことを望んでいるのでしょう…。
そうでなければ、
私たちが今ここに存在しているのは、ただの偶然なのですか。
こんなことを考えて、こんな思いをしていることに、
意味や理由は無いのですか。
あなたが今これを読んでいることも、
すべては、ただの偶然なのですか。