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ただの偶然なのですか

私のお気に入りと日々の感想  

映画「シッコ」の感想

2007年08月31日 | 映画
この作品は映画ではないです。
少なくとも私の中では、映画とはストーリーがあって、俳優が演技をしているものだと思うので。
しかし、このドキュメンタリーは、映画という作られた物語以上に胸に迫ってくるものがありました。
現実は物語よりも理不尽で厳しいです。
観ている途中で何度も泣きました。
アメリカは医療費が高いとか、保険に入れない人は大変だとか、そんな話を聞いたことはありましたが、まさかあの超大国の医療問題がこれほど非人道的だとは衝撃です。
先日、知人のご主人が手術をして、検査の結果がよくなくて再手術をすることになったのですが、外資系の企業に勤めているので職を失うかもしれないと、奥さんはとても気落ちしていました。失業したら困るのでご主人には休職しないで頑張ってもらうとおっしゃっていて、そんな非情な会社があるのかと驚きましたが、この作品を観てアメリカ的な考えの厳しさを感じました。
アメリカに限らず、政治家や大企業の経営者になるような人は、自分の利益だけを考えずに、社会全体の弱い立場の人々のことを考えるべきでしょう。
この作品を観て、助け合いの精神こそが何よりも大切で人間らしい考えであり、人々が求めている優しさなんだと思いました。
そして、助け合いの精神と同じく大切なのは行動することだと思いました。マイケル・ムーア監督の行動力と優しさに感服しました。
ところどころに散りばめられた皮肉に笑っている観客もいましたが、私はまったく笑えませんでした。これは他人事ではありません。
この作品によってアメリカの医療制度が改善されることを切に望みます。
ドキュメンタリー映画が人々の心を動かす力、世の中を直せるかもしれない可能性を信じたいです。
この作品の「みんな同じ舟に乗っている」というメッセージが人々の心に届けば、世界はもっとよくなって、私たちは助け合って明るく生きることができるはずです。


「SONGS」

2007年08月30日 | 音楽
昨夜放送されたNHKの音楽番組に、玉置浩二さんが出演されていました。
初めて見た番組でしたが、音や映像がよくて、演奏の雰囲気もライブを近くで聴いているみたいで良かったです。
玉置さんのインタビューも間にちりばめられていて、玉置さんの音楽に対する今現在の心境や、昔を振り返ってのお話などが聞けて、彼の内面や歌の背景が伝わってきました。
最初に歌った「からっぽの心で」は、アルバムでも一曲目に入っていて、今の玉置さんの心境に一番近いような気がします。
今回の番組の玉置さんは、また一段と肩の力が抜けたというか、自然な歌い方で、ご本人もビブラートをかけないで真っ直ぐ歌うみたいなことをおっしゃっていました。
あえて抑えた歌い方に、元気が無いと感じた方もいらっしゃったようです。
そして、風貌や表情が、まるで仙人みたいで、そこまで悟りを開かなくても…って感じもしましたが、最近の玉置さんを知らなかった方は驚いたんじゃないかしら…。
今は食生活もベジタリアンになられたそうで、炭水化物のせいか少し太ったみたいですが、コンサートに向けてエネルギーを蓄えているのでしょう…。
「田園」や「ワインレッドの心」「夏の終わりのハーモニー」などの曲も、昔とは違った歌い方で、人生経験を重ねた内面の深さによって、味わいが増したと思います。
「惑星」を歌っている姿は初めて見たので、その表情から玉置さんの願いが伝わってきて、とても感動しました。
再放送もあるみたいなので、見逃した方もご覧になれますよ。

ということで、来月のコンサートがますます楽しみになってきました。
ここ数年、毎年、一人で行っています。
一人で行って、じっくり聴いて、ときどき泣いたりして、どっぷり浸ってきます。

暑い…

2007年08月13日 | いろんなこと
なんで、こんなに暑いのかしら…ここは北海道なのに…
(もちろん、クーラーなんて家にはありません)
太陽の愛は変わらないのに、それを受け取る方の姿勢によって、
夏と冬でこんなに気温の差があるなんて…
思考が麻痺しています…
でも、どんなに暑くても、爆弾が頭の上から落ちてくるわけではないなので、
幸せなんだと思います。
あさっては、終戦記念日…


アルバム「惑星」玉置浩二

2007年08月03日 | 音楽
パステルカラーに彩られたジャケットに表されているように、このアルバム全体を包んでいるのは、優しさと穏やかさです。
松井五郎さんの詞はとても哲学的ですが、玉置さんの素直なメロディーはスーっと心に沁みこんできます。
中年以降の全ての人にとって、生きていくためには哲学が必要なんじゃないかと私は思うのですが、「私たちはなんなのか、なぜ生きるのか、どこへ向かって行くのか」ということを、気負うことなく声高に叫ぶことなく、玉置さんの歌声は優しく穏やかにとても素直に語りかけてくれています。
ジャケットの写真の玉置さんの瞳は人生の意味を見つめているようで、その穏やかな笑顔は全てを悟っているようですが、玉置さんは自分が未熟なことを自覚していて、私たちと共に悩み苦しみ一緒に歩いてくれているような気がします。
全曲を通してこのアルバムを聴くと、「ああ、わかってくれているんだなぁ」と、とても心が安らぎます。