ただの偶然なのですか

私のお気に入りと日々の感想  

映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」の感想

2008年04月28日 | 映画
映画を観に劇場へ行くときに、何のワクワク感も無いというのは初めてのことでした。それでも、あのとき何が起こっていたのか知っておかなければいけない気がして、観にいってきました。
連合赤軍に関しては、子供の頃にニュースで耳にしたことはありましたが、それが一体どいう団体なのか、親に質問してみても明確な説明が返ってきたことはなく、なんだか怖い組織というイメージくらいしかありませんでした。
この作品の最初の方で流れる当時の学生運動の映像を見ても、こんな時代があったのかと、ほんの数十年前の日本の出来事とは信じられない気がしました。
私には、彼らの言っていること、やっていることが、まったく理解できませんでした。それは、私が共産主義や革命という思想、時代の背景などを理解していないからかもしれません。
しかし、山小屋での「総括」とよばれるリンチ殺人の数々には理念など無く、ただ閉鎖的集団の狂気がもたらした行為であり、その様子は見るのが苦痛なほど吐き気がするものでした。
映画としての娯楽的要素は皆無ですが、集団の狂気が客観的に描かれている点においては、後世に教訓を示す「実録」としてこの作品が残される意義は大きいと思います。



映画「モンゴル」の感想

2008年04月21日 | 映画
浅野忠信さんについては、私は携帯電話のCMで見た印象くらいしかありませんでした。
でも、『モンゴル』がアカデミー賞の外国映画賞にノミネートされたときの浅野さんのインタビューを見て、彼の役者としての真摯な態度や、知的で優しそうな感じが好きになって、『モンゴル』を観にいってきました。
台詞が全編モンゴル語で騎馬のシーンも多く、浅野さんがとても努力なさったことが想像されました。
浅野さんは登場した瞬間から賢者の風格で、その知的で穏やかな雰囲気と、剣で人を切り殺していく様子とにギャップを感じてしまいました。
でも、史上最大の帝国を築いたチスギス・ハーンがこのイメージどおりの人物だったとしたら、闘うための「強さ」と「優しさ」という二つの資質は相反するものではないのでしょう。
チンギス・ハーンの人物像でもう一つ感心したのが、妻への愛情の深さです。
9歳のときに妻を選んだのときの様子は、ただインスピレーションに導かれたという感じで、その数年後に妻を迎えに行くまで二人は会わず、その間も、その後も二人は魂で結ばれているのです。二人の間の細かいエピソードは描かれていませんし、「お前なしでは生きていけない」と言うほどの精神的な結びつつきの根拠は示されていないのですが、妻は夫を救うために他の男に体を許しても心は夫と繋がっているのです。そして、妻と他の男との間に生まれた子ども達を我が子として慈しむチンギス・ハーン。子供を大切にするのは民族の掟でもあり、牧歌的な人間としての器の大きさを感じますが、それがまた闘いという殺し合いとの矛盾を感じさせます。
全編を通してストーリーがとびとびで、細かい説明やエピソードを省き、まるで大河ドラマのダイジェスト版のような印象でした。
その大局的見地から出来事を眺めているような感じは、まるで神の視点のようでした。
チンギス・ハーン自身も空の神に祈り、助けを求め、神の力をかりて、まさに奇跡的な運命をたどっていきます。
雷や雨や自然の風景が、神からの啓示のように表現されています。
雄大な自然の中で繰り広げられる闘いのシーンに生々しさはなく、人間も自然の一部であり「闘い」という営みさえも自然なことのように感じられるほど幻想的に描かれています。
チンギス・ハーンは部族を守るため、民族の掟と品格を守るため、そして自分の信念が正しいと信じて民族を一つにするために闘ったのでしょうか。
それでも、大軍が殺し合いをするシーンには私は共感できませんでした。
かつて日本にも戦国時代があり、今現在も地球上から紛争は絶えません。
闘うことが昔も今も変わらない人間の本能のように思われて、私も神に祈りたい気持ちになりました。




ドラマ「警視庁捜査一課9係」season3(第1話)の感想

2008年04月17日 | ドラマ
田中実さんが刑事ドラマにレギュラー出演!と思ったら、刑事役じゃありませんでした
実を言うと、私は『ジャングル』も『刑事貴族』も見たことないんです
このドラマも初めて見ました。刑事ドラマなのに緊迫感がなくてコメディーっぽい演技も所々にあり、刑事達の恋人や家族など私生活の部分も出てきてホームドラマみたいな雰囲気もありました。シーズンの初回だから紹介ってことだったのかしら。
でも、それぞれの刑事のキャラが個性的で楽しそうな感じがしました。
今回、実さんは外科医の役ということで、素敵な白衣姿を見られたのは良かったです
犯人役じゃないので、自然体な感じで素敵でした
番組の公式サイトを見ると、実さんのポジションは女性刑事の恋人ってところかしら?
これからの展開が楽しみです~。実さんの出番がたくさんありますように

ドラマ「絶対彼氏」(第1話)の感想

2008年04月16日 | ドラマ
速水もこみち君って好みのタイプじゃないけど、もこみちロボットにはハマったわ
あんなにイケメンでスタイルいい人なんて出来すぎだと思うけど、ロボットだったら許せるしカッコイイです。
あんなイケメンに「愛してるよ」なんてサラッと言われたら、女たらしな奴だとか思っちゃうけど、ロボットは嘘をつかないですしね。
どんなことがあっても「絶対」に自分のことだけを愛してくれて、絶対に自分のことを守ってくれるロボット。
そんな一途すぎる様子は見ていて笑っちゃうけど、その想いには切ない気持ちになりました。
これから主人公の女の子が成長していったら、もこみちロボットにとってますます切ない展開になっていくんでしょうね…。
でもロボットには感情は無いはずなのに、何でロボットに感情移入しちゃうのかしら…。

ロボットと人間の恋といえば、清水玲子さんの漫画『ミルキーウェイ』とかジャックとエレナのシリーズを昔よく読んでいました。
あの頃から、こういう絶対の愛に憧れていたんですね…。
なんせ、妄想(疑似恋愛)だけが私のささやかな趣味なので。

映画「スシ王子!」試写会の感想

2008年04月04日 | 映画
「銀幕版 スシ王子! ~ニューヨークへ行く~」
の試写会に昨日行ってきました。
光一くんが舞台挨拶に来てくれました。
でも私にとって、王子は中丸くんなのよ~。
中丸くんはどこ

映画の内容は、ドラマと同様のブッ飛んだテンションの笑いと、
CGを多用したアクションが盛りだくさんでした。

そんな中で、何故か中丸くんのストーリーだけが切なかったです。
「スシ王子!」を見て自分が泣くとは予想していませんでした。
中丸くんのシリアスな演技が見たいという私の願いは叶ったけど…。
大きなスクリーンに映る中丸くんを見られて嬉しかったけど…。
でも、あの場面、あの光景が頭から離れません









気になるあの人

2008年04月01日 | お気に入り
福田康夫さま

あなたの優しい声、穏やかな話し方が好きです。

上品で知性的なところが好きです。

そして、あなたの優しい笑顔を見たいんです。

最近、夜は眠れていらっしゃいますか?

孤独に耐える強さ、尊敬しています。

「首相としてのリーダーシップが不足している」と言う人もいますが、

あなたの心には熱い情熱があることを私は感じています。

政治のことは分からない私ですが、あなたを応援しています。


父と同じ年齢の方にトキメキを感じているなんて、私ってファザコン…。