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ただの偶然なのですか

私のお気に入りと日々の感想  

「僕の歩く道」第5話の感想

2006年11月08日 | ドラマ
今回は、結婚について考えさせられました。
都古さんは河原さんと結婚しましたが、河原さんはその前に奥さんと離婚したわけですから、こんなにすぐに結婚していいの?と思ってしまいました。都古さんが河原さんのプロポーズをOKしたときも、「する」って、そんなあっさり軽い感じで決めていいの?って違和感を感じました。現実感が無いっていうか、ドラマなので、こんなふうに論じること自体が次元が違うのかもしれません。都古さんが結婚することは、ドラマの展開としては重要な要素だと思いますが、その前の不倫の関係を描くことが何故必要だったのかが解せません。これからのストーリーの中で、結婚の意味を解っていない二人が、輝明さんと関わっていくことで、その意味を知っていくということなのでしょうか。まあ、どんなことでも、その立場になってみて解ることってありますしね。結婚して10年経ってからやっと解ることもありますし、15年かかって見えてくることもありますから…。
それに比べて、輝明さんのお母さんの「結婚は、する人もいるし、しない人もいる」という言葉に込められている思いは切ないです。泣きました…。結婚の意味について理解しているかどうかさえ分からない我が子…。結婚って、ほんとうに「いいこと」なんでしょうかね…。そう考えたら、人生だって…ということになってしまいそうですが、それが人それぞれが「歩く道」ということなのでしょうね…。

「僕の歩く道」第4話の感想

2006年11月01日 | ドラマ
今回は、都古さんが発熱してお休みしたりして、輝明さんは一人で不安になる場面もありました。毎回、朝にお母さんが玄関で輝明さんを見送るシーンがありますが、お母さんの「いってらっしゃい」の言葉の中には「とにかく今日一日、輝明が元気に過ごして、無事に帰って来ますように」という願いと、表情からは親としての覚悟みたいなものが感じられます。親は子どもをいつも自分の側に置いていたほうが安心できるかもしれませんが、住み慣れた街で働き暮らすことが人の幸せであり、子どもの自立のために親も覚悟して送り出すのでしょう。動物園の人たちも、都古さんがお休みで、輝明さんとどう接したらいいのか、不安やとまどいも感じられましたが、輝明さんと接することで「世の中にはいろいろな人がいる」ということを理解できるのですから、社会に出て地域の中で暮らすということは大切なことなのでしょう。次回予告では、結婚というテーマも出てくるようで、都古さんが輝明さんから離れて行くことになりそうな感じもありますが、都古さんだけでなく、多くの人が自然に輝明さんを支えていけるように、それが当たり前の社会になればいいなと思います。

「僕の歩く道」第3話の感想

2006年10月25日 | ドラマ
「約束は守らないといけません」
そう、そうです。これは難しいことだけど、大切なことです。
輝明さんが、周りの人たちに大切なことを気づかせてくれる…。
それには受け手の感性も必要なのでしょうが、問題が起こることによってこそ、私たちは学んでいくことも多いと思います。
お母さんの気持ちが輝明さんに向いていて、妹(りなさん)は寂しい思いをしているのではと心配だったのですが、他人の気持ちの分かる優しい妹さんですね。お兄さんを尊敬しているし、甥っ子の気持ちにも寄り添って語りかける様子に感心しました。家族として同じような思いをしてきた立場だからこそ分かることってあるのですね。輝明さんが“電話に出る”とか“テンジクネズミの解説をする”ことを乗り越えられたときには、私まで「やった~!」って嬉しくなりました。
ほんとうに、よくできたストーリー(脚本)だと思います。映像も美しいし、見終わったあと、ジ~ンと感動して涙がでました。
それにしても、兄嫁さんは私自身の姿のようで反省させられます。子どもとの約束は守らないし、子どもの話を聞かないし、子どもを褒めずにガミガミ言ってばかり…。これから、私もこのドラマを見て大切なことに気づいていけたらいいなと思います。

「ありがとう」

2006年10月18日 | ドラマ
ドラマ「僕の歩く道」第2話の感想

前回は自閉症に関する説明が多かったですが、今回は言葉による説明よりも、エピソードから自然に伝わってくるものが感じられたと思います。草くんが演じる輝明さんは、表情がほとんど変わらないのに、周りの人々を変えていく不思議な力が感じられます。それは、皆さんが輝明さんを通じて、いろいろなことを考えるからではないでしょうか。自閉症にはいろいろな個性があるので、輝明さんの姿は私の自閉症に関する認識とは違う部分もあります。なので、これからは、このドラマを自閉症に関するドラマとしてではなく、“輝明さん”の物語として見ていこうと思います。特に、輝明さんのお母さんの気持ちを思うと切ないです。香里奈さんが演じる、都古さんの聡明な美しさと強さが素敵です。
それから、エンディングのSMAPの「ありがとう」は、いい曲ですね。コンサートで聴いたときは、ただ、ファンに向かって「ありがとう」って言っているのかと思っていましたが、母親や自分を支えてくれている周りの人たちへの感謝の歌なのですね。今朝は「ありがとう」を頭の中で歌いながら歩きました。とても幸せな気分になりました。

行く人の少ない道

2006年10月12日 | ドラマ
ドラマ「僕の歩く道」の感想

草くんのファンなので、「僕道シリーズ」の前二作も観ました。
今回は自閉症の役ということで、難しいと思いますが、わりとリアルに演じていたのではないでしょうか。自閉症を純粋なイメージで描こうとしているのかもしれませんが、現実はあまりにも壮絶でコメントのしようがないほどです。ところどころ「違うんじゃない?」と感じるところもありましたが、このドラマを観る人の自閉症についての理解が深まる作品になるよう期待しています。誰もが自ら望んで困難な道を選ぶわけではありません。賞賛されることもなく、困難な道を歩いている人達は偉大だと思います。