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定数削減案の否決について

2010-06-04 | Weblog
昨日の6月議会の初日に市長提案の定数削減案

(定数を18人から12人にする)が15対2で否決されました。

が、どうも勘違いされているようですが、

これは議会が定数削減に抵抗しているという内容ではありません。

すでに、市長提案が3月議会になされる前に

議会では議会定数検討特別委員会を設置しています。

つまり、議会では実質的に定数削減に動いているのです。




では、なぜ今回削減条例が否決になったのか・・・


じつは、5/25に開かれた委員会でかなりの激論が交わされました。

論点は、①市長提案の12人の論拠は不十分なので議案は反対だが、
     それでも議会の結論がでていない。つまり12人になる
     可能性があるのだから、否決をせずに継続審査にすべき

    ②議案はできるだけ早期に判断すべき。その前提で考えれば
     市長提案の12名の論拠はなく、まずは否決し、その後
     議会で慎重の論議をすべき

    ③賛成だ

この概ね3つの意見でした。

私の意見は①でしたので強く主張しました。②を主張する議員とかなり
討議を行ったのが現実です。

本会議中に他の議員から、委員長の独断であった、欠席裁判などという
主張がありましたが、全くそうした状況ではありませんでした。
従来の委員会にくらべて議員間の討議が十分になされたと感じています。

この点でも議会基本条例の効果が現れています。

こうした討議のあと、委員会の採決で、まず継続審査にするかどうかの
採決がなされ、否決

(私は継続審査を提案し立場)

その後、この12名提案の議案に賛成するか反対するかという選択に
なりました。その結果 15対2で否決ということになりました。

(私は、反対の立場)

なぜ、反対のか? それはこの議案を単独で考えた時に12名を
提案した根拠が全く不十分であったからです。

例えば、3市ほどの例をとって人口が多くても加西より議員数が
少ないとの主張がありましたが、全国には760程度の市があります
それらとの対比をすることなく、この3市だけを例示するのは
客観性に欠けます。
その他にも、担当が十分な説明のできないものばかりでした。
となれば、議案自体には賛成できません。

議員は少なければよいというものではありません。
現状の議員への批判と、本来加西のために必要な議員という
ことは区別しながら、市の将来、財政、他市との比較さらに
公聴会、参考人制度を活用しながら、できるだけ客観性のある
定数を定めていくことを基本条例でも定めています。


すみません、かなり長くなりましたね。。。

とにかく、議員全員が委員である委員会でこのような経緯で
議案が否決されましたので、本会議で継続審査の動議を
だすことはできませんでした。

必然的に議案のみの採決となり、当然委員会と同じ結果に
なったということです。


いずれにせよ、きちんと定数問題に正面から取り組みますので
ご注目ください。



取り戻せ!加西の未来

井上ちあき


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