今度こそ、新しい時代へ!  井上ちあきblog

待ちつづける政治から 挑戦しつづける政治へ!

行政はサービス業か?

2007-02-12 | Weblog
よく行政サービスという言葉や、市民サービスという言葉が
飛び交うことが多いですね。
ある市町村では、土日に各種の手続きができるようになったとか
朝7時半から早出の職員がでて、夕方は6時半まで同様に
各種の手続きができるなったことをデカデカと雑誌に掲載されたりします。
「市民サービス」「市民満足」という言葉は大変私たち
市民にとって耳障りのよい言葉ですが、本来私たち市民が
行政に期待するところはこんな簡単な事ではないはずです。

これからの10年後、20年後のために、私たちの加西市を
こうしていこう。自治体間競争が激しくなる中で
こうやって私たちの加西市を勝ち残るまちにしよう。
という「まちづくり」の先頭であるべきなのではないでしょうか?
それは、もしかすると市民から猛反発のはある提案が含まれる
こともあるのかもしれません。
しかし、行政は信念のもと誠心誠意、市民と胸襟を開いて議論を
重ね提案をしていく。こうした仕事が本来もとめられている
ように思うのです。

例えば、近隣で加西市ほど他市町から車でくるのにクネクネと細い道を
やってこなくてはいけない市も少ないのではないでしょうか?
いくら大型のイオンがくるといっても、加西にくる道を電話で説明
することの難しいこと!
私は個人は東西を結ぶ、南への行き来、こうした交通網の整備(大きな道路)
の整備がイオンのためではなく、これからの加西にとって必要だと思いますが
となれば土地の買収で大変な交渉をしなければなりません。
たとえばですが、行政が仮にこうしたものが必要と考えるならば、
労力を惜しまず関係住民とタフな交渉をやらねばなりません。
財政危機のなか、どこかの予算を削って取り組まなければなりません。
こうした将来のために何を今するのかが、本体行政にとって
重要な仕事であって、私たち市民も行政をこの視点で評価することを
忘れてはならないと思います。

以前、いろんな検討会、審議会と名のつく行政の会議に出席しましたが
非常に多かったのが、いわゆるコンサルが書いた資料です。
名前を他の市に変えても十分通用する、加西のためとは思えない提案
にたいまいの税金が支払われることが残念でなりませんでした。
他の意見を取り入れることも大切でしょう。
最近多い公募や提案の募集も悪いとは言いません。
しかし、それ以上に加西に住み、暮らし、また加西で仕事をしている
からこそできるはずの提案をひねりだすことが行政に求められると思うのです。
こうした姿勢の行政であるからこそ、私たち市民とまさに協働して新しい加西市
のかたちをつくっていけると思います。

井上ちあき