写真日記

忙しさに負けて
感情を忘れたら
写真は終わる

もはや写真を撮らなくてもいいかなと
諦めたら終わりだなと思う

11月はなぜか仕事が忙しかったので
仕事のシャッターは押しまくったけど
やることが多すぎて
空っぽになりそうだった

昨日今日は
伊豆の温泉に撮影ロケだったの
田舎の自然と空気と
温泉に心が少し癒やされて
快適な仕事だった
やはり東京から離れることが
とても重要なのだろう

写真を撮りまくって出力して
写真を撮りまくって入力していく
不思議なことをしている

あと
とにかく
初心を忘れて
本末転倒に生きてしまうこと
それに気をつけて
手に入れたものを失うことを
恐れてはいけない

写真で死ぬなら
写真を捨てろ

笑っていても
笑っていないなら
笑っていられない

隠れていたいのに
みつけてほしいみたいな感覚

倒れそうだから走った

日々の流れていくのが早い
先週は毎日撮影していたので
一瞬で過ぎた記憶

新宿西口で前から気になっていた
喫茶店に入ってみたら
意外と外れだったけど
それでも不思議な場所だった
エディット・ピアフが流れていた

お店を出た後
対極にあることを
確認するために
ドトールでブレンドコーヒーを飲んだ

ドトールが1つできると
ああいうお店が3つはなくなるなと
なんとなく哀愁っぽく
鑑賞に浸る感じで
さっき聴いていたエディット・ピアフの残響
ポンデザール？
椅子はハワイアンの柄だったけど

千駄ヶ谷まで歩いて
紅葉し始めた街路樹を眺めた
灰色の空に
時折雲間から月が見えた

ただひたすらに
歩いていたいだけ

赤のバック紙で撮影していたら
ポーズのバリエーションで
ジャンプしているところを
撮ってーっと
いろんな人が言うので
なんでそんなリクエストするのかなと
試しに自分でやってみたら
こんな感じになりました

ジャンプの写真って
面白いのかもしれないけど
個人的な感想としては
そんなに魅力的な写真じゃない気もします
まあ説明することでもないけど

だからどうしたのって感じですね

でもずーっとこうやって
浮いてられたら
楽しそうだけど

今日は川越で
中学生の時からの友人の
結婚式に出席しました

幸せそうな瞬間を
1枚写真に撮れました

もはや独身は
世代的には
かなりのマイノリティーになってきたので
のんきに写真撮ってる場合でもないのですが

まあとにかく
今日は幸せな日でした
おめでとう

なんとも
笑っているということが
幸せの瞬間なのだと
写真が教えてくれます

結局のところ
マボロシに怯えている

疲れ果ててしまいたいだけ
暖かいスープを飲みたいだけ

繰り返しが嫌いなだけ

ワインを飲んで眠ると
明日ではないところに辿り着けるような気がして
またここを彷徨っている

夜明けが来るのも
カーテンを閉じてしまえばいい

自由に縛られたいらしい

ただ生きていることすら
感じれらないという

目を閉じようか
耳を塞ごうか

影ばかり気になるだけ

冷たい異国の風に吹かれて
ただよい歩いている時に
生きていると実感するのかな

いやどこだっていいんだ

空と私が塗りつぶされる

はるかな国の街路樹の落ち葉を拾ったりしながら