写真日記

なにやら楽しく飲み歩いていたので
結局、AM4:00くらいに実家に辿り着き
少し眠って朝になる
とりあえず、締切りの仕事があるので
のんびりする時間がないのだけど
とりあえず、実家に帰ってきたら
サッカーをしないと気持ち悪いので
ボールを蹴りに出かける
いつものようにT大学のグラウンドに忍びこんで
ボールを蹴り太陽の光を浴びる
疲れて土の上に寝転がる
誰もいないグラウンドが気持ちがいい
久しぶりにボールを蹴ったけど
やっぱり気持ちのいいもので
一瞬にして心も晴れる
まあ時間もないので軽く走りまわって
疲れて家路に着く
また電車で写真をセレクトして
またいつのまにか眠っている
市ヶ谷に戻ってきて
気合を入れなおして机に向かい
ひたすら締切りに間に合わせるために
真面目に仕事に取り掛かる
とにかく頑張るしかないのだ
と、気がついたらAM1:00
とりあえずまだ目処もつかないけど
明日のために眠ることにしようっと

久しぶりに
地元の集りがあるというので
撮影が終わってから
素早く地下鉄に乗り込み
実家の方に向かった
仕事が詰まりすぎて
締切りにも追われているので
地下鉄の中でmacbookを広げて
撮った写真をセレクトしていると
いつのまにか眠っていて
いつのまにか乗り換えの駅を通過していた
それにしても睡眠も足りていなかったので
いよいよ時間が足りない

そんな状況だったけど
人生の優先順位は仕事ではないので
とりあえず、久しぶりの実家で
カレーライスを３杯食べた
それから集まりに出かけた
ものすごく久しぶりに会った人たち
小学生の時、よく遊んだ懐かしい友人がいて
とにかく感動的に懐かしい感じだった
とりあえず、握手をして抱きしめておく

中学生の時、ものすごく思春期だったので
極めて無口だった
まあいまでもあまり変わらないけど
それでも少しは成長したようで
なんともとにかく嬉しい感じだった

３時過ぎまで飲んで帰り道
懐かしい歩道橋
昔、同じように写真を撮った
フイルムのカメラで
今、同じように写真を撮る

息が白く闇に溶けていく

タイトスケジュールで
毎日撮影しているせいか
頭が鮮明に働いて
余計なことまで見えてしまう

贈られた花は枯れていて
すぐに捨てられてしまう

だいたい心も見透かされてしまう

さていざゆこう
今日はいまから
久しぶりに用があって
実家に帰るのだ
仕事があるから明日戻ってこなきゃだけど
土の匂いを嗅ごうっと

ワインをジャブジャブッと飲んで
眠ったら
朝８時に目が覚めた
すかさず仕事をはじめて
昼までひたすら机にむかう
ようやく落ち着いてきたので
スケジュール帳を見ると
意外とビッシリ詰まっていたので
恐ろしくなって考える
とりあえず冷蔵庫を買わなくてはならない
慌てて新宿に向かう
そういえば先週から数えれば
5回は大型家電量販店に来ている
新宿はヤマダデンキができたので
いよいよ家電戦場最前線ということになる
基本ヨドバシ派なのだけど
今回は32型で最新のモデルの液晶ＴＶを
一番安いヤマダデンキで２時間待って漸く購入し
戦場を池袋に移して
冷蔵庫をビックカメラにて購入
興奮冷めやらぬまま
渋谷に移動して
来週からの寒いはずの映画のロケに備えて
ユニクロでヒートテックの長袖インナーを購入
そのまま道玄坂のロイヤルホストで
ホットファッジサンデーを食べて
写真展の打ち合わせ
夜になって雨が降って
冷たい雨に濡れながら走る
明日の撮影の準備をして
もうひとつ写真のセレクトをして
まだ終わらないけどそろそろやめて
昨日の残りのワインを飲んで眠る

今日も早朝から撮影
寒かったのでたくさん着込んで
海沿いの町に出かける
なかなかいい光をみつけたので
とてもいい写真になった
被写体の女の子も素直ないい子で
瞳が綺麗だった
海沿いの冷たい空気がよかった
撮影もうまくいって
昼ごはんを食べてから
四ツ谷でひとつ打ち合わせをして
新宿に向かった
いろいろの買い物をして
ようやく市ヶ谷に舞い戻り
昨日撮った写真のセレクトをして
今日撮った写真のセレクトにとりかかる

まだまだたくさんやることがあって
あきらかにオーバーワークなので
切り替えて
ボジョレヌーボとチーズを買ってきて
ヒトリで部屋で飲むことにする
仕事にキリがないので
もう今日は酔っ払ってから眠ることにする

何日か前
新宿を歩いていたら
パントマイムの動かない人がいた
スーツを靡かせて
颯爽と進むように
止まっていた
動かないのでずっとみていると
少し笑っていた
近づいて
写真を一枚撮って
路上に裏返しの帽子に
コインを投げ入れる
僕は動かない意味を思いながら
あなたはなにを思うのだろう

佐野元春かな

昨日、ひさしぶりに
さいたまスーパーアリーナに
撮影で行きました
昔はPRIDEの撮影でよく来ていたのだけど
なんとも久しぶりに中に入ると
あの興奮がまた少しよみがえったりもする
リングも煽りVTRも入場曲もないのだけど

最近、よく人に出会うので
自分が何者かということを伝えようとするとき
昔の話を思い出してするのだけど
たくさんありすぎて忘れていることもある
今を生きるのがバタバタだからか
でもふと気がついて思い起こすと
それはそれで美しく心地のよい夢
５年間くらい撮った格闘技も
ある意味伝説のように語り継がれていくのだ
そして僕はそこにいた
カメラマンとして
幸運だと思う

写真を続けていていいことと言えば
たくさんの素敵な人や場面に
出会えるということかもしれない

まあ日々は
雑草みたいな暮らしだけど
僕は結構気に入っている
前に誰かに
あなたって生命力強そうって言われたけど
それすら褒め言葉として受けよう

昨日はストロボで写真を4500枚撮った
たぶん一人10枚くらい撮ったので
400人以上の笑顔を撮ったことになる
コメットのモノブロックストロボは
２回もオーバーヒートしたけど

閉館間際の美術館から
外に出るともう夜になっていた

地下鉄を乗り換えて
新宿に辿り着く

高島屋の上のほうの
お寿司屋さんで
ビールと寿司を食べる

窓の外に
サザンテラスのイルミネーションが見える

今年のポスターに使われている写真は
なんと去年
僕が撮影した写真なので
なんとも特別な気持ちで
そのイルミネーションの中を歩くことができる

ポスターもたくさん貼ってあったので
記念に写真に撮っておく

昔から新宿が好きなので
とても素晴らしい仕事を頂けて
最高に感謝感激
生きているといいこともたまにある

冷たい風の中に
イルミネーションが輝いている

ようやく時間が空いたので
ゴッホ展に行ってきました

昨晩は夜な夜な
写真をセレクトしてプリントをしていたので
ちょっと眠かったけど

入ってはじめのほう
素描ばかりだったので
なんだか違和感があったけど
そこから観て行くにしたがって
だんだんわかってくることがあって
最後には晩年の激しい感じまでいくのだけど

ゴッホはめちゃくちゃな激しい絵のイメージがあるけど
はじめのころは
素描をしていて
たとえば、ミレーの農家の人たちの絵を模写していたらしい
とても真面目な努力の人だったみたいで
そこから色をドラクロワから勉強して
スーラとかモネとかの絵にも影響されたり
浮世絵に驚いたり
ゴーギャンと暮らしたり
絵に対してまっすぐな人だったんだろうなあと僕は感じている

農家の人たちを書いている素描
掘る人、種まく人、杖を持つ老人、

掘る人、種まく人、耕す人、男も女も
僕は絶えず描かなければならない。
農民の生活の全てを観察して描くのだ。
多くの他の芸術家たちがこれまでそうしてきたし、
今もそうしているように。
僕は自然を前にして、
もはや以前のように無力だと感ずることはない。

ゴッホが弟に宛てた手紙

次の壁に掛かっていた
シャベルを持つ農婦、箒を持つ女、

昨日プリントしていた写真の中にも
箒を持って道を掃く老婆が写っていた
僕もそれを撮ったのだ

最後のほうの壁に掛かっていた
種まく人、
素描ではなく、印象的な色で
それはもうヤバイ絵だった

僕はゴッホの絵に対する気持ちに少し気がついて
ますます日々に意味をみつけることができるようになる