写真日記

朝から冷たい雨の降る月曜日

連日の撮影で
一気に体調が悪くなって
今日は一日中家にいることにする

喉から血

窓から雨粒を眺めていると
やがて雪に変わった
そしてまた雨に戻り

どこへいこうっていうんだろうか

内側に秘めているんだろうけど

いろいろ頭の中を整理しようかと
ゆっくり珈琲をドリップして
図書館で借りてきたJazz it up!という
面白そうな本を読もうかと
ページを開こうとしたら

携帯電話が鳴って

仕事ですぐに出掛けなきゃいけなくなってしまった
いまから
明大前までいきまする

寒そうだなぁ

ほんとにもう
最近
写真のアイデアが溢れ出てきて
たくさんやりたいことがあり過ぎて
時間が足りないのだ
眠いけど眠れない
だいたいすべてがまだ
実験段階だけど
だいたいうまくいくような気がする
まあゆっくりじっくりやってもいいのだけど
一過性のものかもしれないので
パッと今やってしまわないと
一瞬でサヨウナラかもしれないな
日々の時の流れは
驚異的な速さで流れていく

今日は朝から
気持ちのいい晴れ
家の近く
外堀通りを
東京マラソンのランナーが
走っていきました

一番はじめに通過したのは
車イスのランナー

たくさんの人が
走っていく様子で
おととしは走ったけど
今年は抽選で落ちたので
なんとも羨ましい感じがしました

抜け殻になりたかったような

ようやく
今日で長かった連続撮影の日々が
いったん終わるので
明日は家で事務的な仕事をしようっと

３月はようやく
新しく撮りたい写真のシリーズに
ようやく撮りかかれるかな

あと
第２次ギターブーム

まあ
なんとも
マツリノアト状態かな

ゆりかもめが笑っている

すいませんって言う
だいたいの大人は
すいませんと思っていない
ことが多いような気もするな
と想像しながらミルクティーを飲んだ
ざまーみろってさえ
思っていることもあるので
言葉は裏腹
気をつけないと
油断してはいけないようだ
いちいち頭にきて切れていてもしかたないので
笑って誤魔化すけど
わざわざ切れて喧嘩するくらいでも
いいのかもしれない

あいすいません

ゆりかもめが笑っている

そんなこともないか

まあ世界は一概には言えません

糸の切れた凧の切れ端を
ゆりかもめが嘴に銜えて
運河を渡っていく
春になったらシベリアに戻ろうか

ゆりかもめが渡り鳥だってことを
今日はじめて知った

いよいよ
ツジツマがアウってものだ

その悲劇は喜劇ですよと誰かが言った

そして僕は
軽くステップを刻んで
踊ることにする

今日も朝から
たくさんの人を撮影した
ほとんど覚えていないけど
だいたいの人が笑っていた

撮影の手伝いをしてくれた人と
バリ島の話しをした
バナナが美味しいよねって言うと
揚げたバナナですよねって言うので
感動的に
バリ島の美味しいバナナをイメージしながら
撮影を乗り越えていく
たぶん２時間くらいはもったような
気もする

夕方
海の向こうに
沈む夕日を見た
強風に吹かれて
気持ちよかった

糸の切れた凧のように
強い風に吹かれて
どっかに飛んでいってしまう
意思も意図も意味も
ない

有楽町線のホームで
三島由紀夫が僕に問いかける

どうにでもしてくれって
だいたい理由は後付けです