写真日記

気が滅入ることばかりなので
気晴らしに吉祥寺を散歩する

JOHN HENRY'S STUDY

少しだけ心が穏やかになる

今月3回目のレントゲン
微量といえども
放射能を浴びているのかなぁと
思いながら
汗かきの技師に写真を撮られる
先生に聞いてみると
ウクライナに１ヵ月いるほうが
被爆の可能性は高いんじゃないですかねと
笑われる

どうやったら
治りますかねーと聞くと
上司に頼んで少し仕事を休ませて
もらったほうがいいですねと
言われたので

一気に興ざめした

雇われの医者に診療してもらうのを
もうやめようと思った
それにしても都内は
患者に冷たい病院ばかりで
嫌になる

カネもコネもない下人は死ねということらしい

宇宙から地球をみると
蠢いている人間の人工光が
寄生虫のようにみえるらしい

次は神経内科に行って下さいね
だってさ

カミノゴカゴヲ

馬事公苑

都内とは思えないような
広い敷地の中に
たくさんの馬が優雅に歩いていて
穏やかな風が吹いていた

丁寧に整備された
深い緑の芝生が
広い空に映えて美しく

誰もが穏やかに笑っている

厩舎では
馬がシャンプーをしてもらっていた

気持ちよさそうに
身を委ねている姿が
可愛らしかった

馬と共に生きれば
癒されて
心穏やかに
なれるような気がする

そういえば
昔、モンゴルで馬に乗って
羊を追いかけていたときに
遊牧民から譲ってもらった白い馬

気がつけばもう３年くらい
モンゴルに遊びに行ってないから
どうなってしまったかわからないけど
またあの草原を
おもいっきり馬で走りたい気分

生まれ変わったら
馬になりたいなと思う

そういえば午年だオレ

山女魚

昔から
山やら川やらが好きで
ひたすら自然の中にいたくて
とにかくアウトドア的な感じだったのだけど
最近はなぜか
真面目に仕事をしてしまっているので
山や川にもいけず
それどころか
休みすらなくて
そしてなぜか東京にいる

昨晩、突然電話がかかってきて
明日朝から釣りに行くけど
行く？と言われたので
行きますと言った

仕事が溜まっていたけど
とりあえず忘れて

でもそういえば
釣りってやったことないのだ

昔、僕の父は
毎週末、川で釣りをしていた
なにやら見事に大きな鯉を釣るのを見たことがある
でも、見事に毎週末朝から夜まで釣りに出かけていたので
僕の母はかなり不満そうな感じだった
子供ながらに、
大人になったら釣りはしない
と、誓ったのだ
それと同様に僕は
いまでもタバコを吸わないし
パチンコにも行かないし
ゴルフもしない

やまめちゃん

そしてたぶん
釣りは得意ではないので
やらないようにしていたのだ

待てないタイプ

でも実際にやってみると
渓流釣りは待っているというよりも
なんだか攻めていくような感じがした

偶然
ヤマメが釣れたのだ

釣れないと思っていたので
魚を入れておくバケツを
車のところに置いてきてしまっていたので
ヤマメちゃんを抱えて
山道を駆け下りて走った
間に合わずに死んじゃったかと思ったけど
ギリギリのところでフラフラと泳ぎだした
朦朧としながらエラ呼吸をしていた

それにしても
美しいなあと驚嘆する

山女魚

久しぶりに
哀しいサッカーを観た

選手の不信感が
やる気のなさになって
露呈してしまったのだ

こんなにあきらかに

とりあえず、どーでもいいけど
監督変えたほうがいいのは
ずーっと前からわかっていたことで
それを今まで先送りして
いよいよもう時間も間に合わなくなってしまった
日本社会って感じが妙に顕れている
だからサッカーは
外国人監督にしてたんだけど

選手は試合でほんとに
戦いにくそうな印象だった
10番は居場所を失ってしまい
共鳴するように7番も動かず
18番は空回りする
まともだったのは
17番と5番だけで
それらにしても
状況を打開するには力不足

世界のトップレベルと比べて
個々人の能力の低さなんか
各々が痛いほどよくわかっているってものだ
そうじゃなくて
追求するべきところは
チームとしてのサッカーなのだ

哀しい日本代表の試合をTVで観てしまった

もう間に合わないからって
マスコミ報道は
サジヲナゲタって感じで
アッケラカンとしてアキラメムード
監督も辞めさせてもらえないから
逆に辛いのよってな感じです

ヌルクテカワイソウ

選手が気の毒な気もする

もし僕が選手だったら
怪我をしたフリをして
無言の抗議でもするかもしれないな

いや、直接、監督に言うか
いや、言うとクビかな

一晩眠って
起きても
己について考えている

気がついたことは
己がオノレであるような気がするくらい

考えすぎて
変な夢をみた

売れないピアニストが
ショパンの曲を弾いている
薬指が麻痺して
やがて指が動かなくなってしまう
音楽室のベートーベンが笑い出して
バッハの毛が羊のように動き出す
それでもピアニストは
ムフフと口元を手で隠しながら
微笑みかける

オノレトサヨウナラ

己とはいったい何なのか？

ということを知らなくては
生きていけないなと
朝から撮影しながら
ずっと考えていた
あいかわらず答えはみつからないけど

己とはいったい何なのか？

知りたいので
鏡に映りこんだ
己に向かって連写した
なんどもなんども閃光を浴びせて
己を浮かび上がらせたかったけど

夜になっても
雨は止まなかった

夜になっても答えはみつからず
ますますわからなくなっていく
わからないまま眠れずに
また朝がくるようだ


潔く生きたいと切に思う

ストレス解消のために
新しいライトを買った
1000Ｗ
大きいライトボックスに入れて
使うのだけど
直接むき出しにして付けてみると
ものすごく熱い
熱いというか触ったら大変なことになるけど
火が燃えているみたいな
スイッチを消しても
陽炎のように煙が出ている気がする

無駄遣いなので
またストレスが溜まる気もするけど
カメラ機材を買うために
仕事をしているという
ミイラトリガミイラみたいな
いつものことだけど

さて撮影にイコウ

山梨日帰り
強行スケジュールで
ある職人さんを撮影した

削る姿を見ていると
午前中に行ったハイシャサンが
歯石を削る姿を思い出してしまう

ハイシャサンがイッシンフランに
僕の歯石を削っていた
仰向けで首を伸ばしたまま
２時間ほどやってくれたので
歯はとてもすっきりしたけど
ものすごく疲れたような気がした

山梨で撮影が終わって
帰りの最終の特急に乗り込むと
頭痛がはじまって
新宿まで洗面所に篭って
嘔吐していた

苦しんでいる間に
原因を考えていたけど
まったく思い浮かばず
食べたものは行きの列車の中で
焼きそばとビール
工房で珈琲２杯
確かに休みなく仕事しているので
疲れは溜まっているけど
あとは列車の揺れ

なかなかおさまらず
新宿からタクシーで
なんとか家まで辿り着き
毛布に包まって寝ました

山梨の職人さんは
いかにも職人って感じで
とても気持ちがいい感じだったけど
なんとなく
なにか斜めっぽくて
たぶんそれは景気が悪いからあまり仕事がないんだという
嘆きに集約されているような気がして
それが僕に嘔吐させたのかもしれないな

僕は思うに
生意気かもしれないけど
とにかくまっすぐに
いい作品を作る以外に道はないと思います
と
自分にも言い聞かせて

たぶん10年ぶりくらいに
ハイシャサンにいきました

虫歯があるかとおもったけど
みごとにまったくなくて
つまらない感じだったのだけど

歯石を取ってもらう作業が
とても面白くて
暇だったら
ハイシャサンにいくのも
なかなか楽しいかもしれないなあと
思いました

めちゃくちゃ歯っすっきり
で

これから山梨に行ってきます

歯っ