写真日記

８月３１日までだというので
岡本太郎の「明日の神話」を観に行った
汐留にはじめて行ったのだ
小雨が降っていた

岡本太郎は嫌いじゃないけど
この絵の飾ってある場所がよくないから
あまりに絵に迫力を感じなかったのは気のせいか
それより
その近くに飾ってあった
宮崎駿の映画の「ハウルの動く城」の
大きな動く城のほうがすごかった
ほんとに動いてたのを
僕はずっと観ていた

そういえば
昨日の夜
ずっとインターネットで観ていた
「未来少年コナン」の最終話まで見終ってしまった
日々を
これからなにで癒していけばいいのだろう
なんてね

今日まで公開だという大きな絵
明日からはどこにいくのだろうか
岡本太郎はなにをおもうだろう
僕なら
もっと木のある森のある町に
すがすがしく飾ってほしいなと思う
芸術は爆発だ　
だけど

写真は

そう、図書館で最近本を読んでいるのだけど
植田正治の写真集
僕に勇気をくれるの
写真写真写真
やっぱりおもしれーな
写真
写真は芸術かは
よくわかんないけど
写真は爆発だ
かな

長距離走者
坂を駆け上がっていく
ひとりのレースなので
トップのようだけど
ビリにもなる
気の持ちようなのかな？
ようするに

焼きたての食パンは
とてもやわらかくてうまい

深い深い地下鉄に乗って
地上に降り立つと
とても細いビルディングがあった

今週はちょっと気持ちを入れなおして
やってみよう
と
夜な夜な
歩道橋の上から車のテールランプの流れをみていた

時間調整

誰が雨を降らすの？

僕たちは惑わされる
セダイノタカカイ
何時までも？

ホコリ塗れのエンジンをカケテ
夏の終わりの夜を走る
照明に群がる蛾の群れ
通りがかりの盆踊大会

サッカーをやろうと
いつものグラウンドに行ったら
おじさんたちがソフトボールをしていたので
じゃまだなーと文句を言ったけど
大人になりなさいということだった
笑顔ニコニコちゃんじゃねーと
この先、生きてけないんだってさ
めんどくせーけど

でも球蹴って汗かいたら
ぜんぶ出た感じ

昨日、夜な夜な朝まで
YAHOOの動画でやってる
「未来少年コナン」を
何話も連続で見ていたのだけど
ほんとに気持ちが入る
ああやって生きればいいのだなーと
ヒントがあるような

誰が雨を降らすの？

今日は雨はすぐあがったでしょ

いま読んでる本の110ページ
≪最新の装備に囲まれ、ピンクフロイドを聞きながら、
　生きて帰れないかもしれない山に挑戦する私。
　かたや、父を亡くした十三歳の少女は、
　ヤク・ドライバーとして厳しい環境で働かなくてはならない。
　一枚のビスケットに幸福を感じながら。
　これでいいのか。
　自分の人生は間違っていないのか。
　しかし、残念ながら、あの山を見ると、
　登らざるをえない自分がいる≫

汗を吸って重くなったユニホームを脱いで
夏の終わりの夜のグラウンドにいる
明日のことなど
本当はどうでもいいかな

イツマデハジキトバソウ

サヨナラコトシノナツ
モウソロソロ

ブレルココロ

空を飛んでいる
曇り空を

時は流れる

時よ流れろ

曇り空
闇になる

ブレルココロ

ボクハモグラ
クライハナシ

つながり
じぶん

さかのぼったり
おもいにふけったり
どこかにたびにでたり
かえってきたり
そして
たどりつくのは
じぶん

でも
ちかくにとおくに
じぶんいがいの
じぶんがいて
それがゆうじん
ささえ

じぶんのおもったことを
ことばにしていくのは
とてもむずかしい

ねがまじめな
じぶんは
じもんじとうをくりかえし
じぶんは
どうしようもないと
なやんだり
なやむのをやめたり
せかいは
じぶんのきぶんしだいではながれない
やってきたのを
ふっとかわしたり
ましんにうけたり
ふきとばされたり

さっき
どうしようもないなー
と
一番昔のハードディスクを引っ張り出してきて
埃を払ってUSBケーブルを繋ぎ
古い写真データを見ていた
だいたい振り返ってみても
どうしようもないことばかりなんだけど
すこしだけ
気分転換にはなった
寝ないでこんなことしてるのは
ちょっとおかしいけど
でもこんなことできる時間も滅多にない
そのあと
奥のほうからポジを引っ張り出してきて
ライトビュアーの埃を払ってから
電源を入れた
ポジを広げて
ルーペを覗くと
本当に綺麗な光の世界
写真は最近忘れそうになってたけど
やっぱりフイルムだったのだなー
そう、つい最近までのことなのに
デジタルの写真ばっかりになってしまって
それでもやっぱり
フイルムの写真は美しいな
ルーペで覗いたあのポジの世界は
やっぱり写真の虜になる
電気の写真はやっぱり画像ということになるのだろうな
と
ひさしぶりに戯言をほざいてから
眠ろう