写真日記

明日
というか
あと何時間か後に
東京マラソン
42.195kmを走ってみる
体調万全ではないけど
とにかくゆっくり
自分と東京の関係についてでも
思い考えながら走ろうか
余裕がないので
どうなることかわからないけど

春が嫌いなの
桜が特に嫌いなの
君が電話で言ってた言葉

妄想は幻想だけど
だいたい自分は
どこで終わろうかという事ばかり
想っているような気もする

バランスがワルイだけ

今日、昼ごろ
晴れているのに雨が降ったから
キツネノヨメイリを妄想した

説明不要

彼は机の上に置かれた手紙を見ただろうか？

イマイルトコロカラメケダスッテ？

ドッチガジブンカッテ？

たぶんいる場所によって
すべてが違って見えるんだ

早朝、目が覚めると
なんだか外が騒がしいので
窓の外を見たら
向こうの建物に
20人くらいのレスキュー隊が
突入していた
消防車やら救急車やらがやってきて
なにやら火事らしかった
いまでも
まだ現場検証しているのだけど
ボヤでよかったという感じ

久しぶりの休みなので
昼まで寝てしまおうと思ってたら
朝日とともに起きてしまったので
なんとなくすることもなく
とりあえず
昨日貰ったアイルランドのコーヒーを飲んで
目玉焼きを作って食べた

この日差しと空気感は春みたいだ
花粉症の人は嘆きそうなくらいいい天気

東京マラソンまで一週間を切ったので
今週は激しい運動はしないようにする
なんとなく軽く走りたい気もするけど
まだ肉離れも治ってない
本番まで走らないっていうのもすごいな

とりあえず
先週はプールで泳いだりヨガをしたり
撮影中に隙をみつけてはストレッチをしたり
ひたすらに、ふくらはぎを伸ばしまくったので
もう治っているはずだけど
あと
ランニング用のスパッツ的なもの買ったし
すげーゴッツイ靴下も手に入れた
フットサルの靴で走るけどたぶん大丈夫

最後の消防車もいなくなった

また普通の日々が
なにごともなかったように
窓の外には流れているだけ

背後を気にしながら
路地裏を歩いている
じっとりとした湿めった南国の風が吹き
僕の背筋を冷たい汗が流れていく
闇夜に隠れている
路上に降る雨で
光が乱反射している
興奮して冴えた脳ミソ感覚
靴を濡らしながら歩いていく

鼻で笑われるようなことだけど
自分の人生は一度きりしかなくて
そして今しかないのだなと
確定申告の申告書やら収支内訳表やらを
作りながら考えていた
朝になりそうな時刻に
ようやく終わった

雪が降ってすぐ
冷たい雨に変わった夜

花屋さんの前を通り過ぎると
色が寒さで飽和していた

足のリハビリをして過ごした一週間

ようやく走れそうだったので
しっかりとストレッチをしてから
一番遅いスピードで無理をしないでと
繰り返し自分に言い聞かせながら
走り出した
靖国神社で一礼し
大村益次郎の下で
もう一度念入りにストレッチする

右足が痛いときは
左足が補って助けて

邪念ばかりなので
かき消すように走りたいのだ

なにか大切なことを決めて
そこに向かってすべてをかけて本気で走っていく
っていうのがただやり続けたいだけ

カラフルなレインコート