写真日記

サヨナラトウキョウ

年末
働かないとお金がないので
お金を得るために写真を撮る
寒いからかお腹が減るので
ひたすらたくさん食べる
食べ物はお金を払って食べるので
まさに写真でご飯を食べるということ
年末なので今年のことを振り返っているフリをしてみた
バスの運転手さんがあまりにセンターラインよりに走るので
まだ死にたくないのですよ来年やることがあるのです
と少しだけ祈っているフリをして
バスはひたすらに師走を走っていく

また土曜日の夜に雨が降る
やまない雨やむ

日々は流れていくだけ
僕はただどこかに向かって走っているだけ

今日と明日が繋がっていたらいい

目を閉じて、目を開けると違う場所に違う時間にタイムスリップしている

できるよーな気がします

おとこはこうふん おんなはあんしん
たいふうはミニスカートで

ねえ、君はなにをしたいというのかい？なにを夢みてるの？
夢なんて現実になった瞬間に消えちまうっていうのに。
いったい君はどこへいこうっていうのさ？
どこにもたどり着くことなんてないっていうのに？
むやみやたらに空に雲に飛び込もうってたって、ここはちいさな世界なのよ、
たまに会える友人たちは各各に生きていて、
確かに僕だってかすかだけど生きていて、
そんな幸せじゃないけど野垂れ死にするわけでもなくて、
誰かに褒められたいけどそんなことはなくて、
人の言葉が恐くて、
お酒が弱くて、汗ばかりかいている。
かっこたる自信もなくて、自分も忘れ、また遠くばかりみている。
感情を殺し、小さく微笑み涙を隠す。
揺るがない自分がほしいけど、僕はここにいて燻っているふり、。
自分を光らせる場所を忘れたのかい？
風に吹かれるのを恐れているのかい？
自分よ、いったいなにをしているのですか？
ただ隠れている。いざいこう、きっと、いけばわかるさー、
だとほんとに思う。
いったいこれが大人ですか？
久しぶりに満員電車に乗る、祈り願い、しかできないのかい。
くだらないおはなし、お酒、煙草。カメラ、お金。
吹っ飛ばしていくしかねーのよほんとは、君は。
そんなこといっても明日もまた日が昇り、僕はひたすらに仕事をする。
その反対側はなんだ、。
どーでもいいのに、どーでもよくないの。

今週は日月火と皇居の周りを夜中に走った
水木金と寒いのでサボった

名も知らなかった島の
ちいさな港湾を
船が通り過ぎていった
ただ僕はそれを見ている
いや見ていない