写真日記

名も知らなかった町の
ちいさなグラウンドに
大きな一本の木があった

週末体調が悪くて
走るのをサボっていたので
今晩は気合を入れて
i-podを左手に持って走ったら
とても心地よく走れた
癖になりそうなくらい

それにしても
一気に冬の風になっている
油断してた銀杏も
急いで色付いて
急いで散る

あれ
雨降ってきた

死ぬほど風が冷たいので
手袋にマフラー
とにかく眠たい
毛布を被ったまま出かけたいくらい

あっ
焚き火の季節だなー
温泉もいいかも

とにかく雑念を払いながら
お堀の周りをひたすら走っていると
なんとなく冷たい風が気持ちよく吹く
ほんとはどうでもいいという

走り終わると靖国神社に一礼する
なんだかふと力が抜けて
身体の中が空っぽになる
気持ちが軽くなっていく
毎日続けて走ると
太ももは結構パンパンだけど

まったくもって
ほんとうのことは
つたわりゃしねーけど
まあいいか

だいたい埼玉在住で
少年時代にサッカーをしていた人は
潜在的にレッズファンであることは
間違いない事実
僕もそのひとりだけど
スタジアムにこんなにも
人が集まって観るには微妙な試合だけど
でもまあなんだか変な緊張感がいい
まるで北朝鮮のマスゲームみたいに

前半だけ観てＴＶを消して走りに出かけた
最近、皇居のお堀の周りを一周走り込むのが日課
そのせいか、毎晩靖国神社に一礼している
これまた潜在的になにかあるんだろうけど

とにかく勝ったようなので
とにかくハッピーで
よかったなと思う
どうだろう
なんか弱かった昔のほうが魅力的に感じるのは
なんでだろうね

ほんとは砂漠のことばかり考えている

光にもサヨウナラ