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赤いイチゴ

2014年01月31日 | 今日の写真
結局だいたい30時間くらいかけて
無事に日本に帰って来れました

夜の11時に出て
タクシーで8時間
そこから待ち時間も合わせて20時間以上
フラフラになりながら
夜明けの日本

成田空港に辿り着き
急いで電車に乗って都内へ
とりあえず
家に荷物を置いて
シャワーを急いで浴びて
ヒゲを剃って歯を磨いて
休む間もなく新宿へ

そして
お見舞いに行きました

恐れずに書きます

いま、気が動転していたけど
すこしよくなった

30時間くらい移動した興奮のまま
昼過ぎに東京に着いて
それで急いで
国立というところにいった
連れて行ってもらった

それでお見舞いをした

2年くらい前に
急に病に倒れてしまった人がいて

仕事でお世話になっていたプロデューサーさんで
いつもスキンヘッドで
すごい強面なのに
すごく優しい人で
よく撮影ロケに一緒に連れていってもらっていて
僕のカメラマンとしての姿勢を気に入ってくれていて

いつかの9月に
バリ島にロケに行って
撮影も盛り上がって
日本に帰ってきて
3日後に倒れた?という知らせがあって

そのあと、とても難しい状態になって
意識も戻らないという話で

ずっとお見舞いもいけずにいて

とにかく無事を祈っていて

ようやく
今日、急にお見舞いに連れていってもらえて
ロシアから
すごい勢いで帰ってきて
そのまま新宿

新宿から郊外に向かう
高速道路から
高層のビルディングが見えて

国立の空は
雲がなくて
小学生やおばあちゃんが
道を歩いていて

お見舞いに赤いイチゴを買って
買ってから食べれないかなと気がついて

あと
タバコ好きな人だったので
ロシアのタバコを持って
病人なのに

そしたら
辿り着いた先は
病院ではなくて
お家に着いて

オレンジ色のマンションの2階
それで部屋に入ったら

ベットに痩せて
呼吸器のようなものをつけて
左目がみえていなくて
声も自由にでない

噂には聞いていたけど
いや噂だと意識もないだった

でも確かに
そこにその人がいて
あと
猫が3匹いた

その人の上に
乗っていたのが
愛猫のたまてつくんで

いつも話に聞いていた

その人は
体も大きくて強面のスキンヘッド
なのに
心優しいシャイな人で
猫好きで
高田さんという名前

高田さんは意識はあるみたい
それで話しは
声が出にくいみたい
あいうえおのボードで
指談で辛うじて

でも声は聴こえるみたいで

でも僕はうまく話すのが相変わらず苦手で
とにかく
目を見ていた
それで笑っていただけ

あとは猫を撫でてた

それで一緒に連れて行ってくれた人が
話をしていて
僕な猫を撫でて
あと心に刻んだ

ほんとに、これが
心で写真を撮ったようだなと思った

なんでもかんでも
写真に撮る性格だけど
なんでもかんでも
写真に撮らないでも
絶対に忘れない写真の瞬間みたいに

それで話をしたりして
でも冗談でタバコは出せなかった

それで
時間がきて
都心に向かう高速は
新宿の手前で渋滞してた

新宿でヒトリになって
気が動転していることに気がつかず

無駄遣いをしようと
いらないけど
いろいろ買い物をした

なるべく高くて
いつも買わないような
ジーンズと白いシャツを
クレジットカードで買った

トホウニクレテ
地下鉄に乗って
家に辿り着き
お風呂におゆを溜めて
湯船に使った

一週間ぶりのお風呂

そしたら
昔、高田さんを
よく海外ロケで
写真撮っていて
絵になる被写体で
いつもそこにいたので

それを思い出して

今度お見舞いに行けたら
大きくプリントして
もっていこうと思った

僕をカメラマンにしてくれた
空気を吸うのと同じように写真を撮るねと
褒めてくれた
背中に炎が見えるくらい
燃えながら写真を撮るねと
褒めてくれた
高田さんに
もし恩返しできるなら
僕が写真を撮り続けて
活躍することくらいだから

昔、冗談で
遺影にするよーと
高田さんがよく言っていたけど
そうじゃなくて
なんか写真のパワーで
僕が撮った写真観たら
なんかパワーが湧いてきて
一気に復活してくれたらいいなと

そしたら僕の意味があるかな

なぜかわからないけど
写真にできるかもしれないと
なぜか思った
わからないけど

あと
やっぱり
自分が元気な内に
自分がやりたいことは
やるべきこと
やる

病気になったら
ムズカシクナル

高田さんは
かなり自由にやりたいことを
やっていたようにもみえたから
でもそれでも
病気になったらできない

やりたいこと
というか
自分

人のために
病気になっても
周りの人が祈ってくれるような

そういう自分になれるだろうか

ここに書く
誤解を恐れずに
すいませんが

自分に刻みこむ

辿り着いたのかな
どこにも辿り着けそうにないけど
でも
少しだけわかったかな


ありがとうございます


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撮影終了

2014年01月30日 | 今日の写真
今回のロケの撮影
無事に終了しました

これから24時間くらい
移動して
東京に帰ります

いまちょっと気になっていることは
数日前から
井の頭公園の池の水を抜いて
掃除をしているらしいのだけど
それに間に合うかということです
残念ながらたぶんもう終わってるだろうけど

Давайте,,,

それにしても
今回も凄いいい写真を
たくさん撮らせてもらえました
僕の貴重なカメラマンとしての財産です
皆さま
ありがとうございました

спасибо,
до свидания.

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長い夜

2014年01月28日 | 今日の写真
今夜は
さらに雪が降って
街を白く照らしています

夜が長い冬の国
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そして

2014年01月28日 | 今日の写真
ここは
マイナス20℃の世界なのに
東京より暖かく感じます

部屋の中が暖かいから
Tシャツにハーフパンツです

それにしても
世界中に人々が生きていて
日々を暮らしています

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マイナス20℃の世界へ

2014年01月28日 | 今日の写真
無事に写真展が終わって
感傷に浸る間もなく
すぐに片付けをして
写真たちをまとめて
タクシーに乗り込んで
家にとりあえず置いて
それから暖かい服を買いに行って
ささやかな打ち上げに
ヒトリでラーメンを食べて
急いでロケの準備をして
翌日には成田空港から
いつものフィンエアーに乗って
11時間
フィンランドの空港で
トランジットの時間がなんと
出発まで35分しかないというので
ひたすら走って
なんとか間に合って
さらに2時間飛行機に乗って
それから車に乗り換えて7時間
懐かしい小さな街にたどり着いて
数日間暮らしています
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写真展最終日、無事終了

2014年01月23日 | 今日の写真
稲田喬晃写真展「色彩の旅」

無事終了しました

たくさんの方々に
写真を観て頂きました
そしてありがたいことに
大好評でした

ありがとうございました

写真展をやると
不思議なことなのですが
その場所にある写真が日を追うごとに
だんだんよくなっていくのです
濃度が濃くなっていくというか

これはうまく説明できませんが
体感したらわかります

そして
粋な皆さまのお陰で
写真もたくさん売れました
また次の写真展に繋がればいいなと思います

さまざまに
感想や想いがあって
それを確かめたり
感慨に耽ったりしたいのですが
明日から海外ロケなので
急いで荷物を準備して
ようやく終わって
眠ります

旅は続きます

お越し頂きました皆さま
関係者の方々
お陰様で無事に写真展を
開催することができました

本当にありがとうございました

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月曜日、写真展5日目

2014年01月20日 | 今日の写真
写真展5日目

月曜日
午前中の誰もいない
ギャラリーでひとり
BGMを井上陽水にして
コーヒーを飲みながら
写真を眺めていました

ヒトリでまた
旅をしてるみたいに
心が浮遊してきました

お昼すぎから
たくさん人が来てくれたので
BGMはいつものように
ビル・エバンス

今日もたくさんの人が
来てくれました
特に知り合いや友人
カメラマンの方もたくさん来てくれて
いろいろとお話ができました

やはり写真展は
いいです
大変だけど

ようやく写真も
魂が吹き込まれてきたのか
質量感が出てきました

写真も
たくさんの方が
粋に
買ってくれます

ありがとうございますー

明日もお待ちしております

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それで日曜日は休館日なので

2014年01月19日 | 今日の写真
それで
日曜日は休館日なので
写真展お休みです

と案内していたのですが
やっぱり
何人かが会場に行って
入り口で
あれ?入れない

連絡がきました

前回もそうだったのですが
すいません

確かに
日曜日にやってないなんて
信じられないですね

すいませんでした

明日はやってますので
ぜひご来場くださいませ

在廊している予定です
よろしくお願いします

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写真展、3日目

2014年01月18日 | 今日の写真
写真展、3日目

たくさんの人が
来場してくれました
ヒルゴハン食べるどころか
お茶のむヒマもないくらいでした

たくさん会場に人がいるというのも
いいのですね

ちょうどタイミングよく
会場にヒトリで写真を観れた時間があって
よかったですと
一昨日来てくれた人が
メッセージカードに
書いてくれていました

たくさんの人が来てくれて
いろいろの想いや感想や距離や
いろいろありすぎて
終わってから家に帰ったら
いつの間にか寝ていました

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小野田さん

2014年01月17日 | 今日の写真
TVニュースで
小野田寛郎さんが亡くなったという
訃報が報じられた
合掌

YouTubeで
動画を観る
1974年3月12日
30年ぶりの帰国のシーンの
笑顔

例えば
誰にでも
写真や映像はあって
それが
年を重ねれば重ねるほど
意味をもっていく
やがて忘れられてしまってはいけないことを
忘れられてしまわないように
写真や映像や言葉や文章は
あるのかもしれない
それはほんの一瞬で
それは永遠であり
そして儚い



私は戦場での三十年
生きる意味を真剣に考えた
戦前人々は
命を惜しむなと教えられ
死を覚悟して生きた
戦後 日本人を何かを
命がけでやることを
否定してしまった
覚悟をしないで
生きられる時代は
いい時代である
だが死を意識しないことで
日本人は生きることを
おろそかにしてしまっては
いないだろうか
小野田寛郎
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