写真日記

霧のかかった海沿いの道
車で併走しながら
飛んでいく一羽の鳥を写真する

小さな羽で懸命に
どこか遠くに向かっている

なにを想うのだろうか？

消えてなくなるのだろう

太陽の光を浴びまくっている日々

昨日は
仕事を素早く済ませて
今年初めての港区民プール
水が温かった
久しぶりに1000ｍ泳いだら
腕がパンパンになって
そのあと秘密の場所で
風に吹かれてドラフトビール

今日は
仕事を素早く済ませて
北の丸公園で
芝生の上に裸で仰向け
夕方にかけての
陽射しが緑を輝かせていた

ナチュラルヒノマルタイヨウ

北海道で
馬に乗ってる時の
写真を
Ｓさんが撮ってくれていて
頂いたので見ていると
なんだかものすごく笑っていた
馬に乗っている時
人は笑っているのだろうか
いやそんなことはないか

意外と写真はたくさん撮るけど
自分の写真がなかなかないので
なんだかいいものだ

ありがとうございました

北海道から
東京に戻ると
ポストに
荷物が届いていた

from Chicagoと書いてある

なんだかここから
物語が始まって行きそうな気がするが
そういえば
amazonで本を注文していたのだった

結構前に注文していたのだけど
船便だったからか
一ヶ月くらいかかったのだな
心なしか箱はボロボロになっていて
遠く海を越えて旅をしてきたのだろうか

静内は馬の町

まっすぐな道の両脇に
牧場が点々と続いていく

馬が気持ちよさそうに草を食む

牧場の柵に寄りかかって
遠く馬の群れを眺めていると
こちらに気がついた仔馬が
楽しそうに歩いて近づいてくる
柵に仔馬が寄りかかって笑っているので
僕も顔を柵の向こうに出すと
なにやら鼻を近づけてきて
匂いを嗅いでいる
鼻息が荒いけどなにやら気持ちがいい

馬が僕を認識しているということが
なにやらとても心地いい
たぶん馬は人の心を読むことができる
だからなんとなく会話をすることができるような気がする

鼻を撫でてあげると
喜んで笑っている（ような気がする）

海からの潮風と
牧草の匂いと
馬の匂いがとてもいい