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いっきにはるになった
じつはあんまりうれしくないな
市ヶ谷にも桜が咲く
じつはとても桜が綺麗に咲く場所
お堀沿いに歩いて
靖国神社を抜けて
千鳥が淵を回れば
もう桜でお腹一杯になるはず
去年は死ぬほど桜を
毎日毎日朝から夜から
写真に撮ってみた
今年はなるべく桜は見たくない
だから写真も控えようと思っていた
僕が市ヶ谷に有楽町線で通勤していたころ
靖国通りを会社まで歩きながら
毎日毎日、同じ桜を写真に撮っていた
そのころはカメラはGR-1VでフイルムはFUJIだった
それをセブンイレブンのゼロックスコピーで
モノクロコピーして部屋に貼っていた
なにをしたかったのかはもうわすれてしまったけど
いっきにはるになった
じつはもうなにをしたいかわからない
いま
市ヶ谷を歩くたびに
ホンマツテントウという言葉が頭の中をクルクル回る
桜が早く散るのをただ願おう
じつはあんまりうれしくないな
市ヶ谷にも桜が咲く
じつはとても桜が綺麗に咲く場所
お堀沿いに歩いて
靖国神社を抜けて
千鳥が淵を回れば
もう桜でお腹一杯になるはず
去年は死ぬほど桜を
毎日毎日朝から夜から
写真に撮ってみた
今年はなるべく桜は見たくない
だから写真も控えようと思っていた
僕が市ヶ谷に有楽町線で通勤していたころ
靖国通りを会社まで歩きながら
毎日毎日、同じ桜を写真に撮っていた
そのころはカメラはGR-1VでフイルムはFUJIだった
それをセブンイレブンのゼロックスコピーで
モノクロコピーして部屋に貼っていた
なにをしたかったのかはもうわすれてしまったけど
いっきにはるになった
じつはもうなにをしたいかわからない
いま
市ヶ谷を歩くたびに
ホンマツテントウという言葉が頭の中をクルクル回る
桜が早く散るのをただ願おう
はっきり言って
僕はパソコンがとても嫌いだ
だけど
ほんとに最近
ずーっとパソコンだなあと思う
仕事するにも遊びでもパソコンが欠かせない
まったくもって困ったものだなあ
写真をたくさん撮って帰ってきたら
セレクトするだけで一日中パソコンと睨めっこ
動画を編集するにも徹夜でパソコンに向かう
ちょっと息抜きに友達にメールするにもパソコンだし
音楽をipodで、あ、パソコン
調べものはほとんどパソコンだし
かろうじてTVは僕はまだTVで観ているけど
疲れてベットに倒れて眠ろうとすると
ノートパソコンとカメラ機材がベットを占領していて
僕は隙間に入り込んで
カメラを抱いてノートパソコンを枕に眠る
どんな夢を見るのだろうね
僕はパソコンがとても嫌いだ
だけど
ほんとに最近
ずーっとパソコンだなあと思う
仕事するにも遊びでもパソコンが欠かせない
まったくもって困ったものだなあ
写真をたくさん撮って帰ってきたら
セレクトするだけで一日中パソコンと睨めっこ
動画を編集するにも徹夜でパソコンに向かう
ちょっと息抜きに友達にメールするにもパソコンだし
音楽をipodで、あ、パソコン
調べものはほとんどパソコンだし
かろうじてTVは僕はまだTVで観ているけど
疲れてベットに倒れて眠ろうとすると
ノートパソコンとカメラ機材がベットを占領していて
僕は隙間に入り込んで
カメラを抱いてノートパソコンを枕に眠る
どんな夢を見るのだろうね
ひさしぶりに
雨の中
はじめての場所を散歩をした
昔はたくさんたくさん歩いても
ぜんぜん疲れなかったのに
最近はなんだかすぐ疲れてしまう気もする
よくないよくないと少し焦るけど
高速道路の高架の下に沿って
3車線の大きな国道の上に架かる
歩道橋の上に
雨を凌ぐように浮浪者が独り
小さなリュックだけを荷物に
眠っていた
僕は歩道橋の上から
国道を走っていく車のテールランプの流れていくのを
眺めていた
部屋に戻って小さなTVで
フィギュアスケートの決勝を見た
キムヨナという韓国人の演技が
ものすごくしなやかに見えたけど
ジャンプで転んだら点数が伸びないらしい
キミーマイズナーという人の
演技が始まる前のセットアップした顔が素敵に見えた
浅田真央が演技して
終わった後のインタビューで涙を流していた
ちょっと僕も涙が出た
なんでかわかんないけど
安藤美姫も最後に演技して優勝して泣いていた
涙が輝いていた
でも僕は
中野友加里選手が結構好きだなと思う
なんでかわからないけど
わかる気もする
この世界には
言葉じゃ説明できないことがたくさんあって
もし仮に頑張って言葉を使おうとやってみると
どんどん遠くに行ってしまって
地球の裏まで飛んでいって
消えてなくなってしまいそう
消えてしまうならまだましで
まったくもって
正反対のことに辿り着いてしまうと
もう
本末転倒
難易度の高いジャンプより
華麗なスピン
雨の中
はじめての場所を散歩をした
昔はたくさんたくさん歩いても
ぜんぜん疲れなかったのに
最近はなんだかすぐ疲れてしまう気もする
よくないよくないと少し焦るけど
高速道路の高架の下に沿って
3車線の大きな国道の上に架かる
歩道橋の上に
雨を凌ぐように浮浪者が独り
小さなリュックだけを荷物に
眠っていた
僕は歩道橋の上から
国道を走っていく車のテールランプの流れていくのを
眺めていた
部屋に戻って小さなTVで
フィギュアスケートの決勝を見た
キムヨナという韓国人の演技が
ものすごくしなやかに見えたけど
ジャンプで転んだら点数が伸びないらしい
キミーマイズナーという人の
演技が始まる前のセットアップした顔が素敵に見えた
浅田真央が演技して
終わった後のインタビューで涙を流していた
ちょっと僕も涙が出た
なんでかわかんないけど
安藤美姫も最後に演技して優勝して泣いていた
涙が輝いていた
でも僕は
中野友加里選手が結構好きだなと思う
なんでかわからないけど
わかる気もする
この世界には
言葉じゃ説明できないことがたくさんあって
もし仮に頑張って言葉を使おうとやってみると
どんどん遠くに行ってしまって
地球の裏まで飛んでいって
消えてなくなってしまいそう
消えてしまうならまだましで
まったくもって
正反対のことに辿り着いてしまうと
もう
本末転倒
難易度の高いジャンプより
華麗なスピン
夜メシに食べた味噌カツ
有名だいうお店に並んでみたのだけど
やっぱやめようっと
すぐ帰ろうとしたら
なぜかお店の人が
15人抜き位で列をぶっ飛ばして
案内してくれた
なんだか特別にされたかと思ったら
ただ、僕だけが待っている人の中で
おひとりさま
だったからというらしく
カウンターの隅にひとつだけ空いていた席に座らされた
有名な店だからか
味噌カツだからか
わからないけど
まあまあうまかったということにしよう
食べながら
沖縄のトンカツ太郎のことを思い出して
あれはあれで意外とうまくてキャベツ大盛りなんだなと
比較しないと気がつかない良さもあるということ で
有名だいうお店に並んでみたのだけど
やっぱやめようっと
すぐ帰ろうとしたら
なぜかお店の人が
15人抜き位で列をぶっ飛ばして
案内してくれた
なんだか特別にされたかと思ったら
ただ、僕だけが待っている人の中で
おひとりさま
だったからというらしく
カウンターの隅にひとつだけ空いていた席に座らされた
有名な店だからか
味噌カツだからか
わからないけど
まあまあうまかったということにしよう
食べながら
沖縄のトンカツ太郎のことを思い出して
あれはあれで意外とうまくてキャベツ大盛りなんだなと
比較しないと気がつかない良さもあるということ で
久しぶりに新幹線に乗ったけど
久しぶりに興奮しなかったので
慣れって怖いのかなと思いながら
東京駅のホームでコーヒーを飲みながら
のぞみ号を待っていた
だからどこか途方もない旅に夢を見るのかな
席はハズレだった
大きな荷物を抱えていたので
入口近くの席で窓側にしたら
隣になんだか怪しいおっさんの集団が座って
出発間際に缶ウイスキーをプシュっとアケラレタ
それだけならまだいいけどさ
おつまみがとても臭い
それにしても日々は喧嘩ばかりで
僕はシカエシじゃないけど
靴を脱いで足を上げて
ヘッドフォンで音楽を聴く
窓の外の景色が映画のように流れていく
はやいなー新幹線
あっというまに名古屋に
着けよう
久しぶりに興奮しなかったので
慣れって怖いのかなと思いながら
東京駅のホームでコーヒーを飲みながら
のぞみ号を待っていた
だからどこか途方もない旅に夢を見るのかな
席はハズレだった
大きな荷物を抱えていたので
入口近くの席で窓側にしたら
隣になんだか怪しいおっさんの集団が座って
出発間際に缶ウイスキーをプシュっとアケラレタ
それだけならまだいいけどさ
おつまみがとても臭い
それにしても日々は喧嘩ばかりで
僕はシカエシじゃないけど
靴を脱いで足を上げて
ヘッドフォンで音楽を聴く
窓の外の景色が映画のように流れていく
はやいなー新幹線
あっというまに名古屋に
着けよう
ある日の夕方、
ぽっかりと空いた時間に
月島の裏の川縁を歩いていると
夕日が沈むほうに
大きなビルディングが見えた
そっちのほうに歩いていくと
隅田川が流れていて
夕日で水面がキラキラ輝いている
なんとなくカメラを取り出し
写真をカシャカシャ撮っていると
NIKONのカメラを首から下げたおじさんが
「デジタルカメラはじめてから何年?」
と急に言うので
ビックリした
「うーんと」と指折りして数えようとしたけど
いつからやってるのか急には思い出せず
考え込んでしまった
夕日が沈む前にもうちょっと写真を撮りたいなーと
そこからささっと逃げようとすると
「船が今来るからそれをあのタワーとタワーの間に入れて
尚且つ夕日を真ん中に入れなさい」
とまた急に言うので
「・・・」と
空にカメラを向けて
「あー空が綺麗だなー」
と呟きながらささっと逃げておいた
このお話には格言もオチもないけど
そんなことより
いま、データをDVD-Rに焼こうとやっているのだけど
もう3回もエラーになって
無駄なDVDたちがゴミ箱に消えていく
とてもよくないAM1:35
ぽっかりと空いた時間に
月島の裏の川縁を歩いていると
夕日が沈むほうに
大きなビルディングが見えた
そっちのほうに歩いていくと
隅田川が流れていて
夕日で水面がキラキラ輝いている
なんとなくカメラを取り出し
写真をカシャカシャ撮っていると
NIKONのカメラを首から下げたおじさんが
「デジタルカメラはじめてから何年?」
と急に言うので
ビックリした
「うーんと」と指折りして数えようとしたけど
いつからやってるのか急には思い出せず
考え込んでしまった
夕日が沈む前にもうちょっと写真を撮りたいなーと
そこからささっと逃げようとすると
「船が今来るからそれをあのタワーとタワーの間に入れて
尚且つ夕日を真ん中に入れなさい」
とまた急に言うので
「・・・」と
空にカメラを向けて
「あー空が綺麗だなー」
と呟きながらささっと逃げておいた
このお話には格言もオチもないけど
そんなことより
いま、データをDVD-Rに焼こうとやっているのだけど
もう3回もエラーになって
無駄なDVDたちがゴミ箱に消えていく
とてもよくないAM1:35
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