写真日記

月曜日からうまくいかないって
まあ日曜日も
もちろん金曜日なんかも
うまくいかないけど
まあ曜日なんてあまり関係ないけど
とにかくもう
どこかに飛んでいきたい感じで
まったくもって
なんてざまだろうか

浜田省吾　
ON THE ROAD 2016

撮影が早めに終わったので
無事に間に合いました

なんとも貴重な体験だったけど
それにしても
40年も歌い続ける力はすごい

感想はいろいろあるけどね
イメージってやつさ

気温の上がらない日曜日の午後に
外で撮影しながら
昨日道で会った
目つきの悪いノラネコたちを思い出す
錆びれた温泉街で
裏路地に待っていたように
やけに眠たい
そして渋滞
夜から朝に繋がる

時差ボケしてる間もなく
撮影が続いていたので
みつけた銭湯に通う暇もなく
繋がってついていくだけ

冷たい風の吹く
朝に起きて撮影に向かうと
朝日の空が結構綺麗だから
ポケットから携帯取り出して撮りながら
駅に向かう

なるべく機材を減らして

結局どこにいても
どこにも当てはまらない私は
永遠の孤独を知っている

だからだろうか
道を歩けば猫が待っている
フラフラ神楽坂を歩きながら
猫と遊んでいるなんてさ

どこまで行っても
どこにも帰る場所なんかないのだろうか

まあいい
物理的に帰ってきて
気も少し楽になる気もする

次はなにをするだろうか

フランクフルト経由 第三玉の湯

ダウンジャケットを着て
帰ってきたらTシャツで
汗ばむくらいの陽気
フランクフルト経由で羽田なので
モノレールに乗って西日を浴びた

やっぱり日本は美しい
特に自然が美しいのだ
途中、諏訪湖だろうか
山を抜けて街が広がり
丸い池に川が注ぎこんでいくのを
空の上から眺めた

フランクフルト経由で
飛行機であまり眠れなかったので
幾つかの映画を観ていた
昔活躍した落ち目のカントリーミュージシャンが
旅をしながら演奏していく映画が
なんとなく切なくてよかった

隣に座ったスペイン人たちが
体が大きくてイスからハミデていて
なんとも座り心地の悪い席だったけど
ピーバからビーアになって
セルベサになった
シー・シー・シー
いったいどこにいくんだってのかい
タイミングが合えば
次はインドに行ってみようと思う
女優の中谷美紀さんが書いた
インドの旅行記をたまたま
飛行機の中で読んでいたのだけど
なんとなくいいなと思った
古い本だったので
今現在はどんな感じなのかなと
なんとなく中谷美紀さんに会って聞いてみたい気もする

それから
夕方に
神楽坂の第三玉の湯に行って
暑いお湯と冷たい水風呂に
交互に入って
それからたまに電気風呂で痺れて
マッサージブロの泡と格闘していた

17時の　NHKニュースで
皇族の三笠宮さまが
亡くなったというのをやった
100歳だったという
それを番台のおばあさんが
なんとも嘆くように観ていた
それから脱衣所のヨボヨボのカラダのじいちゃんたちも

水風呂に入って
カラダを冷やして
また暑いお湯に入る
それを繰り返し繰り返し

ロケ撮影最終日の
撮影も無事に終わりました

スタッフの皆さま
モデルさんたち
ありがとうございました

58188枚シャッターを切って
夜な夜な
全部見てセレクトしました

咳やらなにやらで
疲れてフラフラだけど

意識朦朧としたまま
ロシアの古いカメラを
お土産に買いました

ZORKI
構えるだけでもカッコイイけど

この時代だったら
こんなにもシャッター切れないから
逆にいいんだろうけどね

いいのかわるいのか
まあ今も昔も
写真は時代で
カメラは浪漫なので
そういう意味では
いいのかわるいのか
どっちもいいのだろうけど

それにしても
ZORKIカッコイイな

人は出会い
人は別れる
猫もまた然り

私たちが写真を撮るのは
イコンが欲しいからなのだろう

女や猫や空や海を
好むままに撮りまるのだ

いつまでも
つかまえようとすればするほど
どこにか遠くに離れていくけど

蜂蜜を舐めて
咳が止まってきたので
余計なことでも考えてみるとする

泊まっているスタジオに
クロネコがいるので
なんとも癒やされながら暮らしています

撮影中も近寄ってきて
ワザと見切れたりするので
だいぶ癒されます
眠っている時も
ベットにやってきて
グーグー寝ています

ほんとにもうまったく
ありがたいことに
癒されます

体調最悪の中でも
乗り切れそうです