花は咲くことで生きているのに
自分の姿をみることができない
フラッシュバック
また旅に出たくなり
やがてもう戻れなくなる
どこから出発しても
どこにも辿り着けず
繰り返し繰り返し
石鹸の泡
溶けてやがてなくなるように
道化師が子どもを叱っていた
ぼくはそれをシャボン玉の中から眺めていた
校庭には腐敗した匂いがした
誰かが遠くで笑っていた
なぜか空に凧が上がっていた
連なっていると落ちないのだなあと思った
誰かが誰かの邪魔をしようとしていた
世界は結局誰も理解しようとしない
ほんとのところ
それすらもわかっている
犬は遠くで吠えている
ぼくなんかは
もうとにかく怖がりで怯えていて
他人に嫌われたくないんだけど
だいたいいつも損な性格で
まあそれはそれってことにして
花びらが雨に濡れて
落ちていく
自分の姿をみることができない
フラッシュバック
また旅に出たくなり
やがてもう戻れなくなる
どこから出発しても
どこにも辿り着けず
繰り返し繰り返し
石鹸の泡
溶けてやがてなくなるように
道化師が子どもを叱っていた
ぼくはそれをシャボン玉の中から眺めていた
校庭には腐敗した匂いがした
誰かが遠くで笑っていた
なぜか空に凧が上がっていた
連なっていると落ちないのだなあと思った
誰かが誰かの邪魔をしようとしていた
世界は結局誰も理解しようとしない
ほんとのところ
それすらもわかっている
犬は遠くで吠えている
ぼくなんかは
もうとにかく怖がりで怯えていて
他人に嫌われたくないんだけど
だいたいいつも損な性格で
まあそれはそれってことにして
花びらが雨に濡れて
落ちていく