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TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

地ウィスキーブーム

2016-12-23 22:25:47 | ウイスキー
飛び飛びになってしまいましたが、地ウィスキーの話をもう少し。

このウィスキーブームの前から発売されていた地ウィスキーが結構手に入り易くなった昨今ではありますが、そんな中こちらもウィスキー界では結構な老舗、GOLDEN HORSEブランドで数年前までウイスキー販売を行っていた東亜酒造が再びウイスキー販売を始めるそうです。



東亜酒造といえば、秩父蒸溜所で知られるベンチャーウイスキーの母体と言っていいのかな?であった酒造会社。実際に羽生市で蒸溜も行っていたものの業績の問題からウイスキー製造から撤退し、残った原酒がこれまたチェリーウイスキーシリーズで知られる郡山の笹の川酒造に預けられ・・・という経緯をたどったのは知られているところですが、この数年はGOLDEN HORSEシリーズの販売からも撤退し、既に見かけることがなくなっていたところ、これまたこのウイスキーブームに乗っかる形で、再度ウイスキー蒸溜に挑戦するんだそうで。当面は輸入モルトのブレンドと貯蔵、そしてブレンド技術を磨くことから再開する(にしちゃ高いな~)ため、当然ではありますがオリジナルのウイスキーはまだまだ先になるようです・・・(蒸溜所の再建についてはまだ始まっていないようなので、この蒸溜所建設ラッシュに少々出遅れてしまったのかな?)が、秩父と並ぶ地元埼玉の蒸溜所再興はそれはそれで嬉しいニュースなのです。

そして先述の笹の川酒造も自社蒸溜に向けて安積蒸溜所を開設。ウィスキー製造を再開。



地ウィスキーと言うには若干メジャー感のある本坊酒造も数年前から信州蒸溜所での蒸溜を再開していますが、更に、元々の本店所在地である鹿児島に津貫蒸溜所を再建。サントリー、ニッカと並ぶ2か所での蒸溜体制を整えるに至ります。



更にこちらも老舗、富山県の若鶴酒造ではボロボロになっていた蒸溜施設・設備をクラウドファウンディングにより三郎丸蒸溜所として再興することが決まりました。

こうして老舗のメーカーが再興して、自社蒸溜を再開する・・・マッサンだけじゃない、世界的なウィスキー・シングルモルトブームがあるからこその決断なんでしょうね。ウィスキー好きでいた甲斐があったというものです。蒸溜所めぐりも今後・・・というか老後の?楽しみになりそうです。
そう思うと軽井沢蒸溜所が影も形も無くなってしまったのが悔やまれるところですね。



ちなみに途絶えることなくウィスキーを作り続けていた江井ヶ嶋酒造、最近では「あかし」シリーズがコンビニでも売られるようになりましたが、気が付けば「WHITE OAK」シリーズの標準瓶は終売になったようです。併売されていた地ウィスキーとしてのブランド「あかし」を前面に出す戦略にシフトしたんでしょうな。
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