TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

帝都物語~帝都大戦

2013-05-19 21:52:54 | Weblog
連休のVHSのDVD化の続き…で、何故か家にある映画「帝都物語」と「帝都大戦」のVHSをこの土日でDVDにしておりました。
確か社内でレンタル品の即売があった時に購入したモノ。もうかれこれ20年くらい見てなかったよな~このVHS。だけどせっかくあるんだったらとりあえずDVDにしなければ…という思いで重い腰を上げて作業にとりかかった次第なのです。

「帝都物語」は賛否両論ありそうな映画ですが、改めて見るとやっぱり面白いといえば面白い映画です。予備知識がないとなかなか理解が難しい作品ではあるのですが、超が3つくらいつくまさに歴史に残るような豪華キャスト、(嶋田久作はともかく、勝新太郎、平幹二朗、桂三枝、坂東玉三郎、宍戸錠、寺田農、中村嘉葎雄、大滝秀治、西村晃、高橋幸治、峰岸徹、石田純一、原田美枝子、佐野史郎…とまあとにかくすんごいメンツが次から次へと)そして当時としてはかなり高度なVFX、(今となってはかなり陳腐にはなってしまいましたが)そして路面電車まで実際に作ってしまい当時の「鉄道ファン」でも取り上げられたような銀座の街のオープンセット、などなどストーリーの小難しさを補って余りあるエンターテインメント性。なんだかんだ言ってやっぱり嫌いじゃないな、こういうの。だからVHSまで買ったんでしょうね。今のCG全盛の映画にはない手作り感と、重々しさ。いろんな意味で映画史に残る名作だったんだと思います。それにしても今更ながら原田美枝子の美しさに感動。

対して、「帝都大戦」。これまた改めて見ると「帝都物語」的なコンセプトから外れ、洋画的なエンターテインメント性を追求しつつも日本独特の不可解な感情表現をごちゃまぜにしてしまったために、なんだか中途半端な作品になってしまった感があります。なんともエグめなアクション映画。やっぱり「帝都物語」独特の世界観が変な方向に向いてしまい、連続性が感じられない続編というのが残念だったかな。ま、見て損した、というほどもなくそれはそれで楽しめるんですけどね。加藤雅也がまたカッコエエんです。

このシリーズの核となる場所が「将門の首塚」。そういえば今の職場から歩いて行けるような場所にあるようですから、一度行ってみようかな…とふと思ったりもする今日この頃です。
コメント
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