TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

TIME MACHINE

2011-11-25 23:34:27 | J-FUSION
昨日書いた「GUITAR WORKSHOP IN L.A.」ネタ繋がり、ということもありますが、9人の日本人ギタリストが集合して制作されて9月にリリースされたオムニバスアルバム「TIME MACHINE」。「GUITAR WORKSHOP~」は完全にDAVID GARFIELDワールドに染まってましたけど、この「TIME MACHINE」、参加したギタリストがそれぞれ「TIME MACHINE」をモチーフにしたオリジナルナンバーとそのアレンジを持ち寄って制作されただけあって、それぞれの曲が独特の個性を放っているのです。もちろん全てインスト、歌は一切なし。テクノあり、クロスオーバーあり、ファンクあり、ロックンロールあり、とにかくあらゆるエッセンスを詰め込んだフュージョンアルバム。これぞまさに究極のごった煮アルバム。このごった煮度は「GUITAR WORKSHOP~」のはるか上を行きますね。
取り急ぎ簡単にご紹介。
1曲目SING LIKE TALKINGの西村智彦。タイトルの「WELCOME ABROAD」らしく、牧歌的な旅情あふれるナンバー。
2曲目CHOKKAKUによる「STUTTER CASTER」。トランス系テクノとでもいいましょうか。
3曲目真鍋吉明。なんとなく映画音楽のようなギターインスト。
4曲目岩見和彦。めっちゃ演歌クロスオーバーしてますね。青柳誠がピアノで共演というのも今となってはレアなのかな。
5曲目安達久美。ドラえもんのタイムマシーンをモチーフにしているようで、タイトルも「MON E DORA」だって。もちろん久美姉さんのロックギター全開です。
6曲目梶原順。ファンキーでブルージー、梶原さんらしいノリのいいインストです。でもやっぱり顔は全然笑わずに弾いてるんだろうな。
7曲目田中義人。なんでしょうねこれ。テクノです。テクノです。テクノとしか言いようがない。
8曲目野呂一生。もちろんフレットレス。なんでも江戸時代を意識したとか。タイトルも「深川慕情」。ただアレンジが今までのCASIOPEAやIN SPIRITSにはなかったような雰囲気の仕上がりがちょっとレア。更に則竹・須藤コンビのリズム隊との共演というのもまたレア。
9曲目トリは松原正樹。これぞ正統派ギターフュージョン。トリにふさわしい重厚なギターサウンドの洪水です。
10曲目はボーナストラックとして、ギタリスト全員が参加しての「HUNGARIAN DANCE NO.5」。まあうるさいくらまでのギターサウンドだらけな一曲。

も一つおまけにこんな映像も

とにかく聴いてて楽しくなること間違いなし。こういう企画モノ大好きですわ。素晴らしいアルバムです。

TIME MACHINE
TOMOHIKO NISHIMURA/CHOKKAKU/YOSHIAKI MANABE/KAZUHIKO IWAMI/KUMI ADACHI/JUN KAJIWARA/YOSHITO TANAKA/MASAKI MATSUBARA(g)KYOICHI SATO/HIDEO YAMAKI/HIROYUKI NORITAKE/TOMOO TSURUYA/YUICHI TOGASHIKI(ds)KENJI TAKAMIZU/MITSURU SUTO/HIDEKI MATSUBARA/AKIRA OKAZAWA(b)MASAE NAMBU/NORIYUKI SUZUKI/MAKOTO AOYAGI(keys)
コメント (3)
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