TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

SPANISH STEPS OF ROME / TOTO

2008-11-20 23:19:42 | TOTO&FUSION
今日もJOSEPH WILLIAMSの「DO'YA」が頭の中をグルグルしていた一日でありました。
聴けば聴くほどに、JOSEPHには申し訳ないけどDAVID PAICHのボーカルが、ホント短いパートなんですけど耳から離れません。
初期のTOTOで聴かれるようなノリノリのボーカルとは違って、肩の力の抜けた、囁くような物静かに語りかけるような歌声。小生TOTO好きとはいえ、やっぱりDAVID PAICH派なんだな~。「KINGDOM~」で全曲STEVE LUKATHERのボーカルになっちゃったときはガックリきたもんな~。ようやく「FALLING IN BETWEEN」でDAVID PAICH完全復活かと思ったのも束の間…。

ところでこのDAVID PAICHのボーカルパートを聴いて思い出したのが、「MINDFIELDS」収録の「SPANISH STEPS OF ROME」。歌い方もそうですが、「DO'YA」自体DAVID PAICHとの共作であることからして、メロディの雰囲気も似ています。一応日本盤オンリーのボーナストラック扱いで最後に収録されてたんですけどね、結局輸入盤にもしっかり収録されてたりして。「MINDFIELDS」でもDAVID PAICHは全然歌ってなかったですからね、ボーナストラック扱いじゃ可愛そうですよ…。
で、その「SPANISH~」ですが、TOTOの曲としては確かに異色。スパニッシュを意識したようなトレモロピッキングを織り交ぜたLUKATHERのアコギをフィーチャーした、物静かな抒情詩といった感じ。DAVID PAICHが詩を朗読するかのように、歌いかけてきます。これだけ聴いたらTOTOっぽくないかもしれないけど、とはいえこういう音楽的器の広さがTOTOなんだろうな。今更ながらホントそう思う。
それだけに、「DO'YA」ってロックとしてのTOTOの要素と、「SPANISH~」のような音楽的器の広さというTOTOの特徴が巧みにブレンドされた名曲なんだろうな。
コメント
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