著作権は難しい…

先日著作権だのJASRACがこーだの書いてたら、何の偶然(?)か著作権をネタにした巨額詐欺事件が発生してしまいましたが。

早速例のデータベースで検索すると当然のようにわんさかわんさか出るわ出るわ。
ただこのデータベースを見る限り、もちろん本人が権利者として表示されてるんですけど、どの曲見ても必ず何やら音楽出版みたいなのがくっついている。これが今あっちこっちの報道番組で解説されてる著作権者が音楽出版社に権利譲渡をした、ということなのかな～。でもそれならこれ見りゃ権利者が必ずしも本人だけに限らないということはわかりそうなものですから、簡単には騙せないし騙されないような気も…。それとも本人として確保している分の権利のみを譲渡する、という話だったんでしょうかね。まあこのデータを見るだけで簡単に判断できるほど世の中そんな単純な話じゃないんでしょうけど。ついでに外国の曲になると更に複雑怪奇。ごろごろ「サブ出版」とやらの出版社がくっ付いてきてます。そもそも音楽ビジネスって素人にはなかなかわからない難しい仕組みがあるんでしょうね…。

ちなみにTRIXの「熊谷徳明」で検索した結果によれば、基本的にTRIXの曲は一部を除き、権利者は本人だけ。ところが、「PASSION」、「BON VOYAGE」はテレビ朝日ミュージックという出版社がくっついてます。これはテレビ番組で使用するにあたって、権利の一部を譲渡したということなんでしょうかね。ついでに窪田宏さんの曲を調べてみたら、TRIX、KKJAMの曲も含め、なぜか本人は「無信託」(見る限り本人も全信託となっているのが普通のようですが)となっており、ヤマハ関係の音楽出版社が「全信託」となっています。てことは本人は著作権管理の一切を音楽出版社に委ねている、ということになるんでしょうかね。
これまた不思議な関係です。
以上全て憶測に過ぎないのですが、なんかこう興味深い世界だな～と。

ところで逮捕された方、さすが吉本がマネージメントしてただけあって、吉本の芸人の曲もいろいろと書いてたんですね。そういやケロロ軍曹のテーマ曲なんかにその手のものが何曲かあったな～と思いつつ、とある曲の作詞者が「笑い飯」になってたのには吹いてしまった。