のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

いつも笑顔と感謝を忘れずに
甘っちょろいと言われても希望を捨てず生きる
過去の少しの試練はそれで乗り越えたのだから

ドラマ「ツレがうつになりまして」について

2009年06月05日 05時53分23秒 | Weblog
NHK金曜8時のドラマ
「ツレがうつになりまして」
が始まった。
この題名、内容。
私に興味を持つなってほうが無茶ってものだ。

まず「あり得ねぇ」について。
待合室に人のいないメンタルクリニック。
ならびに初診のうつ病とみられる患者を5分診療で済ます医者。
ならびに初見の患者に3分で「うつ病だね」と言い放つ医者。
ならびにその後いとも簡単に抗うつ剤と眠剤を処方する医者。

最初のはホントにあり得ない。
後の3つは実際はまれにいるのかもしれないけれど、
そんな医者にいてほしくないという願望。

うつ病の描写についてはほぼマル。
過小でもなく大げさでもなく。
原田泰造さんはたいした人だ。
お笑いだけをやらしておくにはもったいない逸材。
それは周囲でもわかっているのだろう。
役の話はどんどん舞い込んでいるようだし、
演じ手、原田泰造の評価は高まるばかりだ。

藤原紀香さんもいいね。
「ツレがうつになりまして」の状況を、
「うまくこなそう」とではなく、
真っ正面から受け止めている姿勢が伺える。

私も常々言っている。
「うつの人に頑張れと言ってはいけない」
ってこともこのドラマを見ればわかってもらえると思う。

さてここまで知ったかをしておきながら、
私はうつ病患者ではない。
しかしながら心の病を抱えている。
現状非常に調子がよいものだから、
本人はすっかり治ったつもりでいるが、
統合失調症完治のお墨付きは未だ貰えていない。
発病25年目。
自分が実際うつ病でなくても、
うつ病の知り合いはごまんといる。
実体験から来る知識以上のものはあるつもりだ。

目下の興味は、
うつ病との戦いもあるが、
経済的苦境をどう描くか。
マンションのローンが30年残っていて、
大黒柱がうつで働けなくなったらどうなるのか。
リアルすぎる話だがそこから逃げると、
物語は一気につまらなくなる気がする。

期待しているドラマ。
今夜が第2話。
先が楽しみである。