つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

映画「HOKUSAI」

2021年06月13日 | 芸能
 映画「HOKUSAI」を鑑賞しました。葛飾北斎は青年期は柳楽優弥、老年期は田中泯が演じています。
 何があっても絶対に諦めず、描き続けた、その先にー。腕はいいが、食うことすらままならない生活を送っていた北斎に、ある日、人気浮世絵版元・蔦屋重三郎(阿部寛)が目を付ける。しかし絵を描くことの本質を捉えられていない北斎はなかなか重三郎から認められない。さらには歌麿や写楽などライバル達にも完璧に打ちのめされ、先を越されてしまう。
 “俺はなぜ絵を描いているんだ?何を描きたいんだ?”もがき苦しみ、生死の境まで行き着き、大自然の中で気づいた本当の自分らしさ。北斎は重三郎の後押しによって、遂に唯一無二の独創性を手にするのであった。
 物語を展開するシーンの音響の素晴らしさで映画を楽しめる。富嶽三十六景の中でも神奈川沖浪裏や凱風快晴などの代表作品。北斎の作品は、ゴッホやモネをはじめ世界の多くの芸術家たちに影響を与えている。

(6月13日記)
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