つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

佐藤守男さんとのお別れ

2014年08月01日 | 友人
                  佐藤守男さんとのお別れ(四ツ木斎場)

新国劇をこよなく愛していた仲間の佐藤守男さんが81歳で天国に旅立たれました。
最後のお別れのため京成電車のお花茶屋駅そばの四ツ木斎場へ行ってきました。

佐藤守男さんはとても穏やかに眠っているようでありました。
新国劇の長年のファンであり同志の人たちも多く参列しておりました。
梶原信夫先生からはきれいな生花が飾られておりました。

佐藤守男さんは「新国劇を語る会」を銀座のお店で定期的に開催する幹事役でありました。
新国劇の島田正吾、辰巳柳太郎の芝居を語り、台詞まで飛び出す熱狂的なファンの集いであり、参加するみんなが毎回楽しみにしておりました。
メンバーの荒井陽一さんの発案により「佐藤守男さんを偲ぶ会」を近日中に開催することとなりました。

佐藤守男さんは定年まで国会議事堂事務局に勤務しておりました。
その間も新国劇の公演は毎回観劇に行っており、記録にとどめておりました。
昭和62年9月に新国劇が幕を下ろした時に「新国劇栄光の七十年の記録」を編纂して貴重な記録本を出版しました。今ではこのような詳細な記録はまとめられないであろうというほどの資料が網羅している立派な本でありました。
新国劇関係者やその精神を受け継いだ劇団若獅子の関係者はじめ多くのファンの方々からはよく編集をしてくれたものであると絶賛の声が聴こえてくるほどの貴重な記録本であります。

いつでも人のことをとても思いやる気持ちの優しい方でした。
住まいのある立石によく伺い、いろいろのお店に連れて行っていただきました。
趣味で修練をしていたギターのリサイタルを開催したこともありました。
このブログ「つれづれなるままに」でも数多く佐藤守男さんについて掲載しました。合掌

(8月1日記)


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