東京大学本郷キャンパスの三四郎池(育徳園心字池)
3代加賀藩主前田利常が園池を大築造したのは寛永15(1638)年。利常の死後、綱紀がさらに補修して、当時江戸諸侯邸の庭園中第一と称せられた。
池の形が「心」という字をかたどっており、この池の正式名称は「育徳園心字池」なのだが、夏目漱石の小説『三四郎』以来、「三四郎池」の名で親しまれています。
東京大学の本郷キャンパスは広い。大きな樹木がいたるところにあります。外の交通が行きかう喧騒は聞こえない。中でも、三四郎池に行くとここが東京都内であるとは思えないほど静かなところであります。
錦鯉が100匹ほど泳いでいます。その中に亀もゆったりと水面を横切っている。東京大学へ行くと必ず寄りたくなる場所が三四郎池であります。