主演を務めるのは、1972年に公開された『男はつらいよ 柴又慕情』をはじめ、『母べえ』(08年)『おとうと』(10年)『母と暮せば』(15年)などに数々の山田洋次監督作品に出演し、日本映画界を共に牽引し続けてきた吉永小百合(78)。映画出演123本目となる作品です。
「こんにちは、母さん」の物語は、大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘・舞(永野芽郁)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉洋)は、久しぶりに母・福江(吉永小百合)が暮らす東京下町である向島の実家を訪れる。
割烹着を着ていたはずの母親が、艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活している。おまけに恋愛までしているようだ!
久々の実家にも自分の居場所がなく、戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく昭夫。
向島で足袋の製造販売をする女主人。隅田川沿いのホームレスのボランティア活動に生きがいを求めている。映画のシーンが墨田川近辺で、よく散歩をするコースなので親近感を持ちます。ラストはすみだ川花火大会の美しい映像がありスクリーンに引き込まれ魅了されました。
いつ観ても山田洋次監督の映画は感動をしますし、これが日本映画の特色であると気づかされる素晴らしい作品です。
以前、山田洋次監督とお話をする機会がありました。人の話を真剣に聞いている姿に人間味のある優しい方であると敬服しました。すっかり魅了されてしまいました。
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母(吉永小百合)を訪れた昭夫(大泉洋)
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山田洋次監督とお会いした時