いかりや爆氏の毒独日記

最近の世相、政治経済について「あれっ?と思うこと」を庶民の目線から述べていきたい。

「フクシマの真実と内部被曝」(4)、無責任社会:巨悪は胡坐をかいたまま・・・

2013-10-16 19:00:58 | 日記

明け烏:

小野俊一著「フクシマの真実と内部被曝」(4)

「宮城にも沢山降っているはずなのにデータを出さないんですよ。計器が一年壊れていたって言っているけど(スライドを示して)これはただの金(かな)盥(だらい)ですよ。こんなものが一年間壊れたまんまなんてウソに決まってるでしょ。データを出せない(くらい放射能が降っていた)んですよ」(講演)

「私、宮城が一番(健康)被害が出るんじゃないかと思うんです」(講演)

 この部分を最後にもってきたのは他でもない。「金(かな)盥(だらい)」という少し古風な言葉で聴衆を笑いに誘いつつ、小野氏が、さり気なく述べた宮城県の健康被害の予測(予想)が鮮やかに的中するような気がして仕方がないからである。

氏の講演やブログを繰り返しみていると、この短い予測が実に様々な要素を緻密かつロジカルに組み立てて出されていることが分かる。難しい用語や理屈をつかって、その場でだけは、もっともらしく聞こえるイカサマ予想とは断然、異なるものなのだ。

予測や予想が的中することは通常、めでたいことである。小さいところでは競馬の万馬券から、株式相場の騰落、さらに大きいところでは戦争の勝敗あるいは世界情勢に至るまで予想が当たるということは必然的に大きな利益ないしは予想した者への賞賛を齎してきた。

 しかし、この小野氏の予測はたとえ当たったとしても氏に何らの利益も与えはしない。賞賛も喝采もなく、反対に中傷や組織的な妨害が待っている可能性が高い。そんなことには毛ほども頓着せずにブログを更新し、講演を精力的にこなしてゆく小野氏の姿を何と観ずるべきか。私も形容するに言葉なく呆然としながら、これを見つづけるのみである。あるいは現代日本の偉観とも本邦最後の奇跡とも称すべきものかもしれない。

いかりや:

小野俊一さんの存在を知ったのは明け烏さんのコメント投稿で初めて知った。
マスコミは小野さんの卓見をどこも報道するところはなかった。政府与党も原発村のタヌキたちも、マスゴミどもも自分たちに不都合な真実は「隠蔽と逃げの一手」である。NHKでさえも、放射線の体内被曝問題は報道していない。先日、申し訳のように、水俣病を報道していたが。

日本最初の公害病とされる足尾銅山の鉱毒たれながしによる渡良瀬川流域の被害では、田中正造が命がけで明治天皇に直訴したことからやっと存在が世間で知られるようになった。

水俣病は、1942年頃から水俣病らしき症例が見られたが、最初に水俣病と認定されたのはそれから20年後だった。しかし、その後も水俣病との因果関係で「疑わしきは認定されず」がまかり通り、水俣病の「認定問題」は、いまだに問題がくすぶっています。

放射線被爆問題も、多くの被害者が出てもそれでも尚、「放射能との因果関係を否定し、隠蔽し続けることだろう」という気がする。

通りがけ:


大和魂菩薩武士道日本常民

 JFKの有名な国民への演説「国家があなたたちに何をしてくれるかではなくあなたたちがなにを国家のためにできるかを考えよう」

これはJFKの政治信念ですがこのアイディアをJFKはどこから得たのかといえば、武士道で滅びかけた国(藩)を救い治めた上杉鷹山と、同じく滅びかけた焼け跡から生まれた(後にジョンレノンが心酔してイマジンを作った)戦争放棄の日本国憲法からです。

建国からして野蛮冷酷な強盗国家、アメリカの良心JFKはまさに日本伝統の武士道大和魂を統治理念のお手本にしたのです。
弟のロバートも兄に劣らず日本武士道に心服していました。来日して武士道古武術の粋植芝盛平、開祖合気道塩田剛造に会い心酔しています。塩田は合気道で最強の技は「自分を殺しに来た敵と友達になること」と極意を述べています。

武士道は死ぬことと見つけたり(葉隠)、すなわち忘己利他おのれが死んで他者(忠孝)に尽くす者が武士である。徳川家康は忠諫の士こそ武士の鑑であるとしました。信長秀吉にはこの武士道がなかったゆえに一代限りで滅んだのです。

武士の魂が日本刀です。上杉鷹山は齢わずか17歳で米沢藩主として招かれ滅亡寸前の藩を「民の父母」となって必ずや立て直すことを決心しそれができなければ武士の魂の日本刀で切腹して自ら果てることを神仏に誓って荒廃した米沢藩へ赴いたのです。

いかりや:

武士道は死ぬことと見つけたり(葉隠)」、究極の責任の取り方が「切腹」だった。

今の日本は無責任社会になってしもうた。政治家は言うまでもなく、法の番人たちまで無責任どころか犯罪をやっても隠蔽はするし、責任も問われない・・・最高裁が管轄する検察審議会でのゴマカシやインチキは正に犯罪行為そのもの、検察検事の虚偽報告書偽造も、何の咎(とが)も問われず無罪放免となった。日本では「偉くなるほどバカになる」は真理(笑)です。



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5 コメント

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伊豆大島町民60人死亡または安否不明 (通りがけ)
2013-10-17 11:03:01
「伊豆大島で17人死亡43人不明」「夜中の1時や2時に避難勧告を出せば被害が拡大すると思った(島外へ出張していた町長)」「町に避難勧告を出すよう要請した(緊急出動もせず傍観していた警察)」

町長も消防も警察も一体何のために存在しておるのか。1時間120ミリもの集中豪雨が真夜中に降ったのを観測して居れば人間なら当然危険地帯に住む人たちに生命の危険が切迫していることを即座に理解できる。夜中だろうがなんだろうが緊急防災出動して何も知らずに寝ている住民の家の戸をたたいてたたき起こして全員を安全な避難所へ運んでやる。警察と消防が緊急出動すれば住民60人程度なら避難完了まで1時間もかかるまい。簡単な事だ。緊急避難防災出動さえしておけば60人全員無事であったことは火を見るよりも明らかだ。365日24時間緊急対応、警察や消防はそのために存在するのだ。

ヒロヒトのような菅のような見苦しい保身の言い訳をするんじゃない。ユダ金政府腐れ公職公務員どもめ(首長も特別行政職公務員)。ユダ金政府腐れ公職公務員は日本国外へ出てゆけ。

「最大級の台風に直撃されることがわかっていて島根県隠岐島へ出張していた町の防災最高責任者伊豆大島町長」

最大の台風が自分が首長である町を直撃することが天気予報で明らかに事前にわかっていたのなら隠岐島出張など取りやめて町民と力を合わせて台風が通過するまで待ちに踏みとどまって現地の防災に全身全霊死力を尽くし消防警察を総動員指揮してともに粉骨砕身せよ。馬鹿者め。

町長職職務怠慢の責任を取ってただちに自ら町長を辞任することは避けられない。

「伊豆大島町民60人死亡安否不明は完全に日本政府公職公務員による人災被害である」

町長職、警察署長職、消防署長職の三人の公職公務員は直ちに責任を取って辞職せよ。
それが公職公務員の正しい責任の取り方でありこれよりほかに公職公務員が惹き起こした人災に「責任を取る」方途はない。

「戦争と原発事故は人災の極致である」

対米国の太平洋戦争はアメリカ大統領とヒロヒトに人災責任がある。

312福一原発事故の人災責任は東電(吉田福一原発所長)と菅直人総理と総理官邸に巣食った米軍将校に第一義の人災責任がある。

日本政府霞ヶ関省庁行政および司法公職公務員は312人災ではなくそれに続く放射能棄民テロの刑事責任があり憲法99条違反内乱罪共謀共同正犯である。
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訂正 (通りがけ)
2013-10-17 11:26:24

312福一原発事故の人災責任は東電(吉田福一原発所長)と菅直人総理と総理官邸に巣食った地位協定治外法権米軍将校に第一義の人災責任がある。
返信する
再訂正 (通りがけ)
2013-10-17 11:46:56

312福一原発事故の人災責任は消防への通報を怠った東電(吉田福一原発所長)と冷却電源喪失ご直ちに原子力緊急事態宣言をしなかった菅直人総理と総理官邸に巣食った地位協定治外法権米軍将校に第一義の人災責任がある。
返信する
「厚労省官僚の良心」 (通りがけ)
2013-10-18 13:18:44
竹原信一さんのツイッターで次の記事を見つけました。

>#140字革命 南相馬 大山こういち ‏@MinamisomaOyama 9月26日
✴《原爆被ばく者援護法》は

1?基準で出来ていた!

厚労省が白状

1?以上被曝させてはならない

★21分20秒!
【ここに全ての解決の答えがある!】
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=Ch_m-ZyQwQA

これで「原子力ムラ崩壊」決定!http://mak55.exblog.jp/19677228/
竹原信一さんがリツイート


厚労省が白状、とあります。ミスター100ミリシーベルト山下前教授を前面に押し出す悪徳違憲厚労省官僚の中に、人間としての良心を取り戻した人が居るのでしょう。

厚労省官僚出身だった松井広島市長ですが、今年の8月6日平和式典で述べた演説を大脇道場!さまで見つけました。日本国平和憲法を誠実に遵守する、人間としての良心に溢れた名演説であると思いましたので全文転載します。

>>http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-2581.html

広島市は毎年8月6日に、原爆死没者への追悼とともに核兵器廃絶と世界恒久平和の実現を願って平和記念式典を行い、広島市長が「平和宣言」を世界に向けて発表しています。広島・長崎の悲惨な体験を再び世界の人々が経験することのないよう、核兵器をこの地球上からなくし、いつまでも続く平和な世界を確立しようと、これからも平和宣言は訴え続けていきます。

平和宣言


「あの日」から68年目の朝が巡ってきました。1945年8月6日午前8時15分、一発の原子爆弾によりその全てを消し去られた家族がいます。「無事、男の子を出産して、家族みんなで祝っているちょうどその時、原爆が炸裂(さくれつ)。無情にも喜びと希望が、新しい『生命(いのち)』とともに一瞬にして消え去ってしまいました。」

幼くして家族を奪われ、辛うじて生き延びた原爆孤児がいます。苦難と孤独、病に耐えながら生き、生涯を通じ家族を持てず、孤老となった被爆者。「生きていてよかったと思うことは一度もなかった。」と長年にわたる塗炭(とたん)の苦しみを振り返り、深い傷跡は今も消えることはありません。

生後8か月で被爆し、差別や偏見に苦しめられた女性もいます。その女性は結婚はしたものの1か月後、被爆者健康手帳を持っていることを知った途端、優しかった義母に「『あんたー、被爆しとるんねー、被爆した嫁はいらん、すぐ出て行けー。』と離婚させられました。」放射線の恐怖は、時に、人間の醜さや残忍さを引き出し、謂(いわ)れのない風評によって、結婚や就職、出産という人生の節目節目で、多くの被爆者を苦しめてきました。

無差別に罪もない多くの市民の命を奪い、人々の人生をも一変させ、また、終生にわたり心身を苛(さいな)み続ける原爆は、非人道兵器の極みであり「絶対悪」です。原爆の地獄を知る被爆者は、その「絶対悪」に挑んできています。

辛く厳しい境遇の中で、被爆者は、怒りや憎しみ、悲しみなど様々な感情と葛藤(かっとう)し続けてきました。後障害に苦しみ、「健康が欲しい。人並みの健康を下さい。」と何度も涙する中で、自らが悲惨な体験をしたからこそ、ほかの誰も「私のような残酷な目にあわせてはならない。」と考えるようになってきました。被爆当時14歳の男性は訴えます。「地球を愛し、人々を愛する気持ちを世界の人々が共有するならば戦争を避けることは決して夢ではない。」

被爆者は平均年齢が78歳を超えた今も、平和への思いを訴え続け、世界の人々が、その思いを共有し、進むべき道を正しく選択するよう願っています。私たちは苦しみや悲しみを乗り越えてきた多くの被爆者の願いに応え、核兵器廃絶に取り組むための原動力とならねばなりません。

そのために、広島市は、平和市長会議を構成する5,700を超える加盟都市とともに、国連や志を同じくするNGOなどと連携して、2020年までの核兵器廃絶をめざし、核兵器禁止条約の早期実現に全力を尽くします。

世界の為政者の皆さん、いつまで、疑心暗鬼に陥っているのですか。威嚇によって国の安全を守り続けることができると思っているのですか。広島を訪れ、被爆者の思いに接し、過去にとらわれず人類の未来を見据えて、信頼と対話に基づく安全保障体制への転換を決断すべきではないですか。ヒロシマは、日本国憲法が掲げる崇高な平和主義を体現する地であると同時に、人類の進むべき道を示す地でもあります。また、北東アジアの平和と安定を考えるとき、北朝鮮の非核化と北東アジアにおける非核兵器地帯の創設に向けた関係国の更なる努力が不可欠です。

今、核兵器の非人道性を踏まえ、その廃絶を訴える国が着実に増加してきています。また、米国のオバマ大統領は核兵器の追加削減交渉をロシアに呼び掛け、核軍縮の決意を表明しました。そうした中、日本政府が進めているインドとの原子力協定交渉は、良好な経済関係の構築に役立つとしても、核兵器を廃絶する上では障害となりかねません。ヒロシマは、日本政府が核兵器廃絶をめざす国々との連携を強化することを求めます。そして、来年春に広島で開催される「軍縮・不拡散イニシアティブ」外相会合においては、NPT体制の堅持・強化を先導する役割を果たしていただきたい。また、国内外の被爆者の高齢化は着実に進んでいます。被爆者や黒い雨体験者の実態に応じた支援策の充実や「黒い雨降雨地域」の拡大を引き続き要請します。

この夏も、東日本では大震災や原発事故の影響に苦しみながら故郷の再生に向けた懸命な努力が続いています。復興の困難を知る広島市民は被災者の皆さんの思いに寄り添い、応援し続けます。そして、日本政府が国民の暮らしと安全を最優先にした責任あるエネルギー政策を早期に構築し、実行することを強く求めます。

私たちは、改めてここに68年間の先人の努力に思いを致し、「絶対悪」である核兵器の廃絶と平和な世界の実現に向け力を尽くすことを誓い、原爆犠牲者の御霊に心から哀悼の誠を捧げます。

平成25年(2013年)8月6日
 広島市長 松井 一實
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良心 (通りがけ)
2013-10-20 00:25:15
良心とはどんなものでしょうか。
私は大正2年生まれの早逝の童話作家新美南吉の作品を読んで描き出された「良心」に涙します。
青空文庫で読めます。
牛をつないだ椿の木http://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/638_34289.html
ごん狐http://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/628_14895.html
花のき村と盗人たちhttp://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/630_21624.html
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