THE 羅針盤・・・キックボクシング

(旧キックボクシングの羅針盤)
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制約条件と言う魔法を格闘技に注入する(キック)

2008-03-08 22:10:09 | Weblog
制約条件とは、例えば世間一般ではトイレでしょんべんをすると言う

ルールがある。これにより衛生面で安全性を確保してる。

しかし、立ちしょんべん好きの男にとって制約条件になる。


本題に入ると、格闘家は誰しも自分の制約条件をもってる。

打撃系格闘技では、相手に対して真っすぐ距離を縮めてしまうと

カウンターをもらい易い。

だから、「相手に対して、真っすぐ入らない!』と言う制約条件を

試合で心がける事でディフェンス力をアップさせる。

ボクシングでは、竹原慎二さんがおっしゃっていたが、地方のジムで

練習相手に恵まれない選手は、ジャブだけで格下選手とスパーリング

させる。すると普段使わない角度からジャブを打てる様になる。

これぞ格下に対してジャブだけを使うと言う、制約条件。

キックボクシングのジムではJMC(ジャパン・ムエタイ・センター)が

タイ国、ゲオサムリットジムの練習を積極的に取り入れてる。

パンチのみしか使わない選手と蹴りしか使わない選手でマススパーを

させたりする。これも制約条件での練習になる。

最近流行してる加圧式トレーニングも血流を制約して筋トレの効率を

上げてる。これも血液の流れに抑制をかけると言う制約条件。

こう考えると制約条件を無意識に使ってる。

これは、経営工学ではTOC理論と言われてる。

医療の世界(リハビリ)では、CI療法と言われてる。

この人間が自然に使ってる制約条件を自分の目標に的確に使う事が

強さ習得の最も重要なファクターになって来る。


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