ま つ ど

市販のガイドブックに載らない松戸のあちこち

千葉県で最古の石祠型道祖神

2007-03-30 21:27:05 | 史跡
 王子神社境内に周辺から集められた庚申塔や石造物が並んでいる中で、粗末な小屋に納まっている。
寛文元年(1661)造立のもので松戸市指定文化財になっている。
 江戸幕府が文化三年(1806)制作した「道中分間延絵図」の馬橋村の江戸見坂(地元ではどうろく坂と呼んでいた)の坂上に道祖神が描かれている。庚申塔もありそれらの物がここに運ばれたのではないだろうか。
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一茶と立砂

2007-03-16 21:26:32 | 史跡
 一茶は栢日庵立砂が急逝した日、同家に偶然泊まっていた。その時書いた「挽哥」に『栢日庵ハ此道に入始てよりのちなミにして 交り他にことなれり・・・』と残している。一茶と立砂の親密な交流がうかがえる。その子斗囿も一茶が柏原に定住した後も親と変わらず親交を続けていた。
 明治時代大川家が廃絶になり詳しいことは不明だが、地元では「一茶は馬橋の立砂の店(油屋)で奉公していた」と伝わっている。藤沢周平の小説や井上やすしの戯曲は馬橋居住説に基づいて書かれている。
 俳人栢日庵立砂、斗囿親子の墓は萬満寺にある。(馬橋2547)
 なお居宅跡は、昔の水戸街道に標識が建っている(馬橋1890)
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北小金駅と”牧場の朝♪”

2007-03-03 13:47:05 | 駅・鉄道

 北小金駅下り線の発車合図に♪牧場の朝のメロディーが流れます。
北小金駅は小金牧の野馬奉行所跡にできたためと推察します。
 北は野田市、南は千葉市に至る北総台地にあった小金牧の管理を家康から任され、「小金佐倉牧野馬奉行兼牧士支配」の役職を戴き世襲されて代々引き継いで来ました綿貫十右衛門の役宅が小金にあります。
 明治29年常磐線が開通時には小金に駅が出来ませんでした。町の発展と将来のため是非小金駅を開設したいと、綿貫さんをはじめ町の有力者が運動を起こし、駅用地に綿貫さんの敷地を提供して実現したということです。明治44年3月開設されました。(小金8)

現在は変わっています

  

コメント (2)
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