北小金駅から小金原団地行き新京成バスに「ハワイ通り」という停留所があります。ハワイ通りは、以前には中央にグリーンベルトがありシュロの並木が植えられて南国ムードでした。バスの運転回数が増え、自動車の数も増加して通行の邪魔になるとかで取り払われ普通の道になりました。僅かに商店街の一角に昔の名残が見られます。
その昔、金山神社の上に「かくれざとう」というところがあった。弘法大師が篭って一本の木で薬師如来像を彫った。木の根本の部分の像は吉祥寺に安置し、中程の部分の像は中根の東照寺に末の部分の像は印西の歓喜院に置かれたと言い伝えがある。
根本の地名はこの由来に依るという。また中根村の東照寺は馬橋に移り「伊久山中根寺」となった。(根本407)
根本の地名はこの由来に依るという。また中根村の東照寺は馬橋に移り「伊久山中根寺」となった。(根本407)
新京成八柱駅の北側の踏切の際に、50cm位露出した境界石がある。石は摩滅しているが微かに「陸軍」と読める字が刻まれている。推測するのに旧軍隊鉄道連隊の敷地を示す物と思われる。松戸市内には旧軍隊が使用していた土地が多い(演習場や工兵隊など)他にもこれに似た境界石が残っている。
本町の旧水戸街道にある女性センター前の額縁屋脇に道がある。西口公園で中断しているが岩瀬の跨線橋に繋がるように斜めに入っている。誇線橋手前の「みちびき不動」(天明五年・1785建立、下部に右白井道、左水戸街道と刻まれてあり道しるべを兼ねている)は区画整理される前はここ旧水戸街道角にあった。この道が不自然に斜めになっているのは、道に沿って小川が流れていたからと推測される。江戸時代の道中絵図と見比べると「木下」に繋がっていた事が解る。(本町21)