小金城主高城氏の菩提寺で歴代の墓所がある。下野守高城氏は戦国時代、東葛全域を勢力圏とする力を持っていた。
元は栗ヶ沢にあったのが、大谷口城の築城に伴って天文六年(1537)此処に移されたと伝わる。
その後、豊臣秀吉の小田原征伐の際、北條氏の幕下であった高城氏は滅亡再び返り咲くことはなく、寺は旧幕臣や農民達によって守られてきた。文化十年(1813)に再建されている。
境内から鎌倉時代正徳四年、南北朝時代康永元年の板碑が発掘され、当寺に保存されている。
(中金杉4-3)