法人営業に最適な『理詰めの営業』で日刊工業新聞社賞受賞の中小企業診断士 齋藤信幸の営業力強化手法 <情報デザイン>

営業自身のシンになる営業手法を確立し、自信に。営業案件の可視化と営業の行動管理を実現。特にコンプレックスセールスに最適。

「長い付き合いだからさ」、「だからどうなの」

2019-08-17 00:13:00 | ・・「だからどうなの」
前回の三波春夫の話は、アクセスがぐっと伸びました。

しかし、何故、そうなるかが分かりません。いまどき三波春夫で検索する人がそんなに多いと思えませんしね。

さて、「『お客様は神様』なのだから」と同じくらい使われるフレーズに「『長い付き合い』なのだから」があります。

代理店の営業さんから次のように言われたことがあります。

「長い付き合いなのだから、値下げしてくださいよ!」あるいは「これから長い付き合いになるのだから、今回、値下げしてくださいよ」と。

「だからどうなの」

『理詰めの営業』でも、「顧客を良く知ること」を大事にしており、長期的で良好な人間関係を気付くことは大変重要だと考えています。

しかし、なれ合いで付き合うのではなく、都度、その顧客の重要度を見直す必要があります。

顧客は大切ですが、すべての顧客が会社にとって大切なわけではありません。

「長い付き合いなのだから、値下げしてくださいよ!」「これから長い付き合いになるのだから、今回、値下げしてくださいよ」

に対しては、今後もリターンが見込まれるのであれば要求を呑んでもよいでしょう。

しかし、単に顧客とのズブズブの関係からの発言、あるいは、顧客からの値下げ要求のプレッシャーから逃れたいあまり、の発言であれば拒否すべきです。

我々の代理店の営業であるその立場を忘れて、自分の顧客の立場で発言してくる人も意外と多いですね。

「だからどうなの」

どううまく断るかも最前線の営業の大事な力ですね。



近江商人もプレッシャーやストレスから逃れるために庭を眺めて気分転換を図ったのでしょうか。そうは思えないけど。



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